さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第5グループ
修了式
8月4日(金)午後、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)第5グループとして来日したインドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ラオスの高校生らは、科学技術振興機構東京本部B1大会議室にて修了式に臨みました。
本グループは、第3グループ(6月25日~7月1日)に続き、「日本ASEAN友好協力50周年事業」の一環として実施されたものです。
修了式には特別来賓として永岡桂子文部科学大臣がご出席くださいました。永岡大臣は祝辞のなかで、「日本とASEANとの関係深化のためには、優秀な青少年が双方を行き来する環境が重要であること」を強調され、そして、高校生たちに向けて、「さくらサイエンスプログラムへの参加を通して得られた科学技術への興味や、新たな考え方、新鮮な気づきや感心をそれぞれの国に持ち帰り、大切に育てていくことを期待しています。」と温かく励ましてくださいました。
高校生代表のスピーチでは、インドネシアのクレメンティア・チェッサ・グナワンさんが、一週間のプログラムで得られた成果を報告しました。
その一部をご紹介します。
「私たちは、このプログラムをとおして、日本の文化や科学技術についての知識を深めるだけでなく、多くの友達をつくることができました。感謝の気持ちのすべてを表現することはできませんが、私たち全員にとって忘れられない経験となったことは間違いありません。
東京理科大学で、秋山先生の授業を受け、多様なバックグラウンドを持った留学生たちと交流できたことは素晴らしかったです。また、物質・材料研究所では、研究者たちがどれだけ技術革新のために努力しているかを目の当たりにしました。
芝浦工業大学付属柏高校で交流を深めた友達のことも忘れられません。
さくらサイエンスプログラムがこれからも継続し、世界中の高校生たちが、日本の文化、科学技術を知るきっかけとなることを願っています。」
修了式終了後には、ご出席いただいたシントン・ラーピセートパン駐日タイ王国大使、ヘリ・アフマディ駐日インドネシア共和国大使、フォンサムット・アンラワン駐日ラオス人民民主共和国大使、オン・エン・チュアン駐日シンガポール共和国大使、ロベスピエール・L・ボリヴァール駐日フィリピン共和国臨時代理大使と各国の高校生たちが、時間いっぱいになるまで交流し、日本で過ごす最後のひとときを和やかな雰囲気で楽しみました。