さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第5グループ
芝浦工業大学柏高校を訪問
8月3日(木)、SSHP第5グループとして来日中のインドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ラオスの5か国の高校生と引率者、総勢112名は、千葉県柏市の芝浦工業大学柏中学高等学校を訪問、同校の生徒たちと交流、日本文化を体験しました。
夏休み中でしたが、沢山の生徒たちの歓迎を受けた一行は、開会式の後、5つのグループに分かれて、以下の5プログラムを体験しました。
①茶道体験…浴衣など和装の茶道部員に迎えられ、茶室でのお茶会を体験。英語での解説を受けながらいただく和菓子やお抹茶には興味津々の様子でした。
②ビーズづくり…中学高校の科学部員と一緒に、化学室の実験設備でビーズづくり。熱した銅線に加える金属化合物によってできあがるビーズの色が変わります。それぞれ選んだ色で挑戦し、できたビーズはお土産となりました。
③交流プログラム…有志生徒とカフェテリアで折り紙や剣玉などの日本の遊びを教わりながら、交流を深めました。折り鶴に真剣に挑戦する姿や、何度も挑戦した末に剣玉の技に成功した際に歓声が上がる姿などが見られました。
④書道体験…書道教員による指導で書道に挑戦!黒板に英語での意味と共に示された字の中から、思い思いの一字を選択。漢字に慣れていたのかびっくりするほど上手な生徒や、初めてながらゆっくりなぞるように、時間をかけて書く生徒など様々でした。
⑤課題研究発表…「恋愛小説における女性の役割や位置づけの変化の研究」「ユーグレナの培養に適した環境の研究」など6人ほどの有志生徒が自分の課題研究を英語でプレゼン。質疑応答も自分なりの英語で積極的に行っていました。
お昼休み前には、参加各国の生徒による出身国の概要・見どころ・食文化などについてのプレゼンが行われました。スライドによる写真付きの解説だけでなく、身振り手振りや、グループでの機内放送を模したアナウンスなど、工夫を凝らした内容で、本当にそれぞれの国を訪れたような気分になる楽しい時間でした。
大学並みの実験設備を持ち、創造性と個性を重んじた教育方針やカリキュラム、校風を活かした生徒達の手作り企画によるプログラムで、朝から夕方まで1日共に時間を過ごす中で、互いに徐々に打ち解けていく様子が見られました。海外の高校生たちだけでなく、迎える側の日本の生徒達にとっても一生忘れられない、今後の糧となる経験となったことでしょう。