さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第4グループ
修了式&歓送会
7月14日(金)午後、ホテルフクラシア大阪ベイ大会議室にて、SSHP G4の修了式が行われました。インド、モンゴル、サモア、ソロモン諸島、トンガの高校生の皆さんは、それぞれの国の民族衣装を身に纏い、晴れやかな表情で式に臨みました。
式の冒頭で各国代表の高校生が行ったスピーチの一部をご紹介します。
インド代表の高校生
「この素晴らしいプログラムのおかげで、インドと日本、二つの国の間には深い絆が生まれました。堀川高校で、日本の高校生と一緒に科学実験を行ったことはとても素晴らしかったです。実践的な体験学習をとおして、私たちは新たな自信と、成功に向かって探求する力を育みました。このプログラムによって蒔かれた種が、世界の明るい未来のために開花すると確信しています。私たちが築いた国境を越えた友情は、平和と理解、協力を育む堅固な基盤となります。私たちは知識の灯を胸に抱え、世界のために貢献することを目指して努力し続けます。」
モンゴル代表の高校生
「このプログラムを通じて、私たちは日本の豊かな科学技術の世界を探求し、さまざまな興味深い経験をすることができました。忘れられない訪問先は、卓越した研究と教育で有名な京都大学です。私たちは素晴らしい教授や学生の皆さんと交流する機会を得ました。彼らの科学技術への情熱は本当に素晴らしく、私たちの心に深い印象を残しました。私たちは科学技術だけでなく、日本の美しい文化を知り、世界の国々の皆さんと友達になりました。ここで得た知識と友情が、私たちの将来にインスピレーションを与え、科学を探究するモチベーションに繋がったことは間違いありません。」
サモア代表の高校生
「このプログラムに参加できたことにとても興奮しています。私たちを招待して最先端の科学技術に触れる機会を与えていただき、本当にありがとうございました。科学について学び、さらに探求することができたことは、私たちにとって貴重な思い出となりました。私たち、愛情や思いやりの心を一生忘れません。他の国々の友人ができたことはとても素晴らしいことです。この輝かしい一週間に感謝し、心から感謝の気持ちを伝えたいです。ファーエタイラバ(とてもありがとうございます)。」
ソロモン諸島代表の高校生
「友人や家族から「日本はどうだった?」と聞かれたら、私はこう答えます。「まるで未来にタイムトラベルしたかのようだった」と。私たちはLED、現代の錬金術、燃料電池、植物工場、エネルギーサイエンス、スーパーコンピュータ「富岳」について理解することができました。私たちの中には、京都大学への進学という夢を見つけた者もいます。科学技術を学ぶには日本ほど良い場所はありません。私たちが日本で過ごしたすべての瞬間は間違いなく価値がありました。奨学金申請のチャンスを逃さないようにしたいです。」
トンガ代表の高校生
「このプログラムによって、刺激的で新しい世界を開く経験をしました。たくさんのことを学び、新しい友人を作り、素晴らしい時間を過ごしました。大学や最先端の研究施設への訪問によって得た知識は、近い将来、私たちの小さな国の発展のために大いに役立つでしょう。これが終わりではありますが、新たな人生の始まりです。いつかまたお会いできることを願っています。温かいおもてなしに心から感謝いたします。トンガの言葉に「KOE KOLOA E TONGA KOE MALO」という言葉があります。私たちは与えるものを多くは持っていないが、感謝の気持ちを持っているという意味です。マロ・アウピト、ありがとう。」
修了式には、ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ駐日サモア独立国大使、テヴィタ・スカ・マンギシ駐日トンガ王国大使が、東京から駆けつけてくださいました。
また、在大阪・神戸インド総領事館、外務省、文部科学省の関係者の皆さまも来賓としてご出席くださいました。
修了式に続いて開催された歓送会では、各国の高校生たちが、それぞれの国の伝統舞踊や歌を披露し、来賓の皆さまとともに日本で過ごす最後ひとときを大いに楽しみました。