さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第3グループ
渋谷教育学園幕張高校で授業と高校生活を体験
6月29日(木)、SSHP第3グループ(ベトナム、ブルネイ、ミャンマー、カンボジア、マレーシア)の高校生と引率者、計110名は渋谷教育学園幕張高等学校(千葉市)を訪れました。
到着後、歓迎セレモニーに続いて"Electronic Skin and the Future Society"と題した東京大学教授・染谷隆夫先生の特別授業が行われました。先生はご自身が開発された、ばんそうこうのように皮膚に貼り付け、動きに合わせてディスプレイが伸び縮みする「スキンディスプレイ」を紹介。それを支える最新技術やヘルスケアなどへの応用分野も説明してくれました。ウェアレスとも言えるこの進化系デバイスに高校生たちはとても興味を持ったようで、「電源はどうするの?」「商業利用までにはどのくらいかかる?」「動物への応用は?」と次々の質問の手があがり、白熱した特別授業となりました。
その後、高校生たちは19グループに分かれ、渋谷幕張高の生徒たちの案内のもと、書道、お琴、風鈴づくりなど、日本の文化を体験。よくわからないところは日本の高校生たちが手助けするなど、生徒間の国際交流も活発に行われました。
午後は理科の体験授業です。グループごとに分かれ、「酵素の働き」「納豆汁でお絵描き」「昆布からヨウ素を抽出」「音色をフーリエ変換で可視化」といったいろいろなテーマのもと、物理や生物の実験に日本の高校生たちと一緒に取り組みました。また、SSHP高校生たちが自国のプレゼンテーションをしたり、全員でゲームを楽しんだりする時間もあり、日本の高校生活を堪能した1日となりました。
なお今回は、各国の引率者と渋谷幕張高校の先生方とのランチミーティングも設けられ、ここでも「日本の学期制度」「成績の評価の方法」「教員に対する研究プログラム」など、日本の教育環境について質問が続出し、活発な意見交換会となりました。