2023年度 活動レポート 第2グループ:修了式&歓送会

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第2グループ

修了式&歓送会

 5月19日(金)午後、科学技術振興機構B1大会議室にてSSHP第2グループの修了式が実施されました。

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 以下に、各国代表の高校生がスピーチの中で語った内容の一部をご紹介いたします。

バングラデシュ代表の高校生

 さくらサイエンスプログラムは様々なバックグラウンドを持った海外からの高校生に、科学技術についての知識と希望を与えてくれました。NIEDでは環境と防災について学び、中央大学では日本へ留学するモチベーションが高まりました。NICTではサイバー技術の可能性について知ることができました。竜ヶ崎第一高校では日本の高校生の日常を体験できました。そして、山海先生の講義によってインスピレーションが満たされました。日本はアジアの誇りです。私は将来、日本で勉強をして、ここでの人生をスタートさせたいと思っています。夢がいつか現実になりますように。

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スピーチをするバングラデシュ代表の高校生

コロンビア代表の高校生

 この1週間のあいだにいろいろな機関を訪問して、貴重な知識、文化、そして、技術の発展やイノベーションを日本がいかに未来のために役立ててきたかを知ることができました。参加者それぞれに、沢山の扉が開かれました。輝ける未来のために、私たちはここで学んだことを日々の生活に活かします。日本は、過去の困難な状況下でも科学技術を復興の力としてきました。次世代を担う私たちは、日本が授けてくれた希望の種をもとにして、科学とレジリエンスによる平和な未来と発展のために貢献します。

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スピーチをするコロンビア代表の高校生

韓国代表の高校生

 私は日本の文化が大好きで、日本訪れるのをとても楽しみにしていました。東京の美しい街を歩き、日本の教授による講義を受け、いろいろな国の高校生たちと交流することができた素晴らしい1週間。私は、たくさんの大切な思い出を持って、韓国に帰国します。このプログラムの中で私は、日本はグローバルな視点から科学技術の発展をとらえていること、そして、自国のためだけではなく、世界の発展のために努力していることを知りました。アリガトウゴザイマシタ。マタアエルコトヲネガッテイマス。

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スピーチをする韓国代表の高校生

メキシコ代表の高校生

 この素晴らしいプログラムは、一生涯の友情と世界への理解の扉を開いてくれました。また、困難な状況をしなやかに乗り越える力、高みを目指す精神、そして他者を敬うことを教えてくれました。そして、私たちのこれからの生き方を、今まで想像もできなかったくらい豊かにしてくれました。私たちは、このプログラムによって、人生を変える経験をしたのです。これから皆で、学んだこと忘れずに、お互いに協力をしながら、多様性が尊重しあえる素晴らしい世界をつくっていきたいです。

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スピーチをするメキシコ代表の高校生

パキスタン代表の高校生

 日本の大学、高校でアカデミックな雰囲気を体験し、彩り豊かな日本の文化を感じた6日間。このプログラムは我々全員にとってとても特別で、勇気を与えてくれるものでした。私が日本で目にしたすべては、教育的で、私たちの社会に活かされるものだと思いました。光が集まれば地球全体を照らす大きな力にすることができます。私たち世代には、次世代に繋ぐ素晴らしい未来を築く責任があります。私たちパキスタン代表は、科学技術によってこの世界をより良くすることに務める決意をしました。ホントニアリガトウゴザイマス。

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スピーチをするパキスタン代表の高校生

ペルー代表の高校生

 日本の研究機関、大学などを訪問して、イノベーションや科学技術の発展が、どのように社会へ還元されているかを知りました。ペルーでは、よくこんなふうに言います。"¡Avanza, avanza; que la juventud no se cansa!"。「若者は新しいことに挑戦することを恐れずに、前へ進め!」という意味です。私たちは、科学技術が国を成長させるという信念を強くしました。意志があれば、道が開ける。次の世代へとつなぐ持続可能な未来をつくるため、将来の科学者や思想家がこのプログラム参加者の中から生まれることを確信しています。

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スピーチをするペルー代表の高校生
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森本 茂雄 科学技術振興機構理事から修了証が授与されました。
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修了式の後に行われた歓送会の様子です。高校生たちが、それぞれの国の民族舞踊や歌を披露しました。
上段 左:バングラデシュ 中:コロンビア 右:韓国
下段 左:メキシコ    中:パキスタン 右:ペルー