さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第2グループ
竜ケ崎第一高で体験授業と山海教授のサイバニクス講義
来日5日目の5月18日(木)、SSHP第2グループ一行87名は茨城県立竜ケ崎第一高校を訪れました。太田垣淳一校長と生徒代表による歓迎の挨拶の後、剣道部によるデモンストレーションが行われ、真剣勝負さながらの動きを皆、食い入るように見つめていました。
その後20グループに分かれ、竜ケ崎第一高生の案内で体験授業に臨みました。内容は交流体験授業、書道・茶道体験、研究プレゼンテーション、顕微鏡観察などバラエティに富んだものでした。
交流体験授業は、科学とコミュニケーションをドッキングさせたユニークな内容で、輪ゴムや紙コップなど身近な材料を使って道具を作り、動物フィギュアをどれだけ遠くに飛ばせるかを競い合います。高校生たちはチームごとに作戦を練り、材料を予算内で調達し、組み立てた後、日本人も外国人高校生も一緒になってワーワー言いながら飛距離競争を楽しみました。
書道では自分の名前を墨で書く体験も。「最初はちょっと難しかったけど、とても芸術的。いい体験ができた。」とメキシコの高校生。また、研究発表では竜ケ崎第一高生が日本の文化について相撲やアニメの紹介をしたり、フィリピンの高校生たちと共同で行っているタロイモの病害についてのプレゼンテーションなどもありました。そして理科実験では、400倍の顕微鏡で葉緑体が動く様子を観察しました。
午後は世界初の装着型サイボーグHALの開発者で知られている筑波大学教授の山海嘉之先生から、"Pioneering the Future with 'Cybernics' fusing Human, Cyber−Physical Space: The Significance of an Interdisciplinary Approach to Shape the Future of Society" と題したテーマで、技術と人の関係、サイバニクスの世界について特別授業を受けました。
SSHP高校生たちは、日本の高校生たちとの国際交流・体験授業を十分に楽しみ、また新しいテクノロジー、サイバニクスについても学び、充実した1日を過ごしました。