さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第2グループ
中央大学多摩キャンパスを訪問
5月17(水)の午前中、SSHP第2グループ(バングラデシュ、コロンビア、韓国、メキシコ、パキスタン、ペルー)総勢87名は東京都八王子市にある中央大学多摩キャンパスを訪問しました。4グループに分かれてバスに乗り込んだ一行は、途中、車窓から見える皇居のお堀や東京都庁の説明を受け、ちょっとした東京観光気分を味わいました。
中央大学多摩キャンパスに到着すると多目的ホール(Multipurpose Hall)に集合。同大学国際センターの所長であり副学長の白井宏教授から歓迎の挨拶を受けた後、国際経営学部(GLOMAC:Global Management of Chuo University)公認の学生団体であるG−ACE(Global Agency of Cultural Experience)の4人の学生から、学部の理念や授業内容、留学生の暮らしについて説明を受けました。入学してもG−ACEの皆さんが学生生活を手助けしてくれると聞き、高校生たちも安心したようでした。また、入学事務局の職員からは、留学に必要な英語力や書類、卒業後の進路等について説明を受けました。高校生たちからは学生寮や奨学金についての質問があり、皆、真剣に説明に耳を傾けていました。
続いて5グループに分かれ、G−ACEの学生の案内でキャンパスツアーを行い、学生ラウンジや図書館、実際の授業風景等を見学しました。また、多摩丘陵の緑豊かな自然は、五月晴れに映え、まさに絶好の撮影スポット。高校生たちは写真撮影にも余念がありませんでした。
そして待ちに待ったランチタイム。多摩キャンパスの学生食堂ヒルトップは100種類以上のメニューがあり、数ある大学の中でもその充実ぶりが評判と聞いていた高校生たちは楽しみにしていました。4階建ての食堂には、カレーライスや麺類はもちろんお寿司まであり、皆、何を食べるか迷っていましたが、めいめいが好きな物を選び、デザートのアイスクリームにほっと一息つく高校生もいました。
キャンパス訪問の最後は音楽サークル「竹桐会」の皆さんによる和楽器の演奏です。三味線、琴、尺八について説明を受けたのち、サークルの皆さんが「本調子練習曲」と「六段の調」の二曲を演奏。初めて見る日本の楽器やその音色に興味津々で、動画で熱心に撮影する高校生もいました。演奏後はSSHP代表6人が、お琴と三味線を体験。琴爪の付け方や三味線のバチの持ち方など丁寧に教えてもらい、最後に6人の演奏に合わせて、「きらきらぼしTwinkle Twinkle Little Star」を全員で合唱。わずか10分ほどの練習で「きらきらぼし」をマスターした体験者に、客席から大きな拍手が送られました。短い時間でしたが、日本の伝統文化に触れることができ、高校生たちはすっかり満足したようでした。
G−ACEの学生からの「また大学で会いましょう。楽しみに待っているよ。」という呼びかけに、高校生たちからは「ウォー」と歓声が沸き起こりました。実際に日本で生活している留学生の話を聞いたり、キャンパスを見学したり、日本での大学生活のイメージを膨らますことが出来た有意義なキャンパス訪問となりました。