さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第2グループ
つくば市のNIED(防災科研)とJAXA(宇宙航空研究開発機構)を訪問
5月16日(火)、SSHP第2グループとして来日中の韓国、バングラデシュ、パキスタン、コロンビア、メキシコ、ペルーの6か国の高校生と引率者、総勢87名が、茨城県つくば市のNIED(防災科学技術研究所、通称:防災科研)とJAXA(宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター)を訪問、施設を見学しました。
NIED(防災科研)では、世界最大級の大型移動降雨装置(Large−Scale Rainfall Simulator)を見学。当日は1時間50㎜の降雨実験中で外からその様子を覗く形になりましたが、人口雨と実験のスケールに一同驚いた様子でした。
各国からの代表数名が「地震ザブトン」も体験しました。これは過去に日本国内で計測された大地震の揺れを体験できる一人乗りの地震動シミュレーターです。「揺れに同期された室内被害の映像を見ながら体験することで、実際に地震が起きた時の恐怖を想像できた」「私の国にはあまり地震がないので、貴重な体験ができた」などの感想が聞かれました。
JAXAでは、常設の展示館「スペースドーム」の他、「宇宙飛行士養成エリア」の訓練施設や、「きぼう」(国際宇宙ステーションの日本開発の実験棟)の運用管制室なども見学。運用中の現場や実際の実験設備、宇宙服などの展示やその説明に高校生たちは目を輝かせながら耳を傾けていました。宇宙への憧れは万国共通の様です。
日本随一の研究学園都市つくば。その研究施設、最前線の現場は海外の高校生たちに忘れられないインパクトと思い出を残したことでしょう。