さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第1グループ
筑波大学キャンパスツアー
4月19日(水)午後、台湾とスリランカの高校生34名、引率者7名、計41名は筑波大学を訪問しました。迎えてくれたのは、筑波大学で学ぶ、台湾、スリランカ出身の留学生たち。学内で募集された案内役のボランティアに、「後輩たちのために」と自ら応募してくださった皆さんです。対面した高校生たちと、早速、それぞれの国・地域の言葉で会話がはずみ、すっかりうち解けた雰囲気でツアーを開始しました。
新緑が眩しい広々としたキャンパスを、先輩留学生と会話をしながら歩きました。
新緑が眩しく輝く、広々としたキャンパス内を散策しながら向かったのは、「筑波大学計算科学研究センター」。超高速計算器(スーパーコンピュータ)や超高速インターネットを用いた大規模シミュレーションや大量のデータ解析によって、素粒子物理、ライフサイエンス、宇宙物理、地球環境など、様々な分野の最先端研究を行っているセンターです。関谷薫主任研究員からセンターの概要についてのご説明をいただいた後、現在稼働中のスパコン「Cygnus」が設置されている部屋へ。高校生たちは初めて目にするスパコンの細部を熱心にのぞき込み、スマホで撮影をしていました。
野村名可男 国際交流支援室長からは、世界各国・地域からの留学生が学ぶ国際色豊かな筑波大学の概要を伺いました。奨学金のこと、日本語を学ぶ機会、台湾やスリランカの機関との連携など、高校生たちからかなり具体的な質問が飛び交っていたのが印象的でした。
案内役の先輩留学生たちからも、学生生活の日常や、学園祭でのエピソードについて、ユーモアも交えて伝えられ、時おり大きな笑い声に包まれながら和やかな交流の時間となりました。近い将来、日本に再来日して筑波大学で学ぶ自分自身の姿を、先輩留学生に重ねてイメージしているようでした。