2022年度 活動レポート 第3グループ:日本科学未来館にて修了式を実施

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第3グループ

日本科学未来館にて修了式を実施

 11月11日(金)、ブラジル、チリ、カザフスタン、キルギスタン、パラオ、ペルー、タイの高校生と引率者、計35名は、日本科学未来館 コンファレンスルーム 火・水・金星にて修了式に臨みました。

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 修了式には、ピーター・アデルバイ駐日パラオ共和国大使をはじめ、各国大使館関係者や外務省、文部科学省の方々も来賓として出席してくださいました。第3陣は、南米、島嶼国、中央アジア、東南アジアと、多様な地域の国々で編成されていたため、よりインターナショナルな空気感の中、活気があふれる進行となりました。

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ピーター・アデルバイ駐日パラオ共和国大使

 各国代表の高校生によるスピーチでは、感謝の言葉とともに、皆とても印象に残るメッセージを残してくれました。

ブラジル代表の高校生

「小さい頃から、日系の移民の皆さんが身近な存在としていらっしゃり、日本の文化を尊敬していました。今回のプログラムで、日本や各国の高校生と世界的な課題を解決するための方法について話し合い、友情を深めることができました。また留学生から日本での生活について聞くことができたことは有意義でした。今度は、こういったプログラムで日本の高校生の皆さんにブラジルに来てもらって、もっと沢山のブラジルの高校生たちと交流できればいいと思いました。」

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チリ代表の高校生

「日本のコンピューター技術や、宇宙科学、大学訪問、日本の高校生との交流、いろいろな食べ物、人々との出会い・・・、すべてが忘れられない経験になりました。海外へ出たのは初めてだったのですが、これが最後にならないようにしたいと思っています!」

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カザフスタン代表の高校生

「多国籍の仲間と一緒に、意見交換をして交流できたことはとても有意義なことでした。文化や言葉の壁を超えて、お互いの文化を認め、似ているところや違うところを知ることで、視野が広げることができました。カザフスタンにも、是非、皆さんに来てほしいと思います。またいつか再会できることを楽しみにしています。」

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キルギスタン代表の高校生

「このプログラムによる知識や経験のおかげで、私の「進むべき道」に答えがでました。そして、勉強に対する強いモチベーションを持つことができました。これから、目標に向かって根気強く頑張っていきます。国に帰ったら、この経験を友達とも共有したいと思います。」

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パラオ代表の高校生

「日本の高校生との交流で、日本の文化について他国からの参加者の皆さんと一緒に学んだ経験は、一生の宝物になりました。研究施設や大学、科学博物館を訪問したことで夢がふくらみました。このプログラムによって、勤勉さ、協力と協調こそが私たち自身や世界を発展させる鍵だと思いました。近い将来、留学や就職でまた日本に戻ってきます。そして、パラオのさくらサイエンスクラブの活動を積極的にしていきたいです。」

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ペルー代表の高校生

「日本は、人間と科学が密接に結びついています。藤嶋先生の言葉には、科学によって世界をよくしたいという情熱に満ちていました。このプログラムで学んだことを種として、自国に持ち帰ります。それはいつか成長して実ることでしょう。」

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タイ代表の高校生

「このプログラムをとおして、すべては科学技術とイノベーションに支えられているということに気がつきました。科学技術はけっして個人のものではなく、人類すべてのものです。私たちはお互いの状況を理解し、助け合い、地球と人類のために最善を尽くさなければなりません。若い世代の代表として、科学技術によって世界を良い方向に変えていくために進んでいきたいと思います。」

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 高校生たちは、本日11月12日(土)、それぞれの母国に向かって離日しました。

 また、いつか再開できる日を、心から楽しみにしています!

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各国代表の高校生が、JST甲田理事から修了証を授与されました。
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全員で記念撮影