さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第1グループ
SSHPが再開、第一陣が東大を訪問
さくらサイエンスハイスクールプログラム(SSHP)が2年ぶりに再開し、その第一陣、インドネシア、ネパール、ミャンマーの高校生と引率者計18名が9月25日~10月1日の予定で来日しました。
9月27日(火)は東京大学駒場キャンパスと本郷キャンパスを訪問。駒場ではジョナサン・ウッドワード教授(大学院総合文化研究科附属国際環境学教育機構)から、東大の概要と国際色豊かなPEAK(学部英語コース:Programs in English at Komaba)についての説明を受けました。東大への応募方法から大学生活、卒業後の進路にいたるまでの一貫した説明は高校生にとって、日本への留学を考える上でとても役立つ内容でした。
さらにウッドワード教授は“Animal Magnetism”と題した講義を行い、「なぜ渡り鳥は元の場所に戻ってこられるのか?」など、ご自身の研究テーマである「分子ラジカルペア」をベースに生物システムにおける磁場効果を解説。興味深い内容に高校生たちは熱心に聞き入っていました。また苷蔗(かんしゃ)ラボからは修士課程、博士課程の学生2名が「エネルギーと物質」についてラボの研究内容を紹介しました。
続いて高校生たちはウッドワード教授の研究室を訪問し、手作りの顕微鏡などさまざまな機器が並ぶ様子を見学しました。また苷蔗ラボの実験室でも貴重な実験の説明を受けました。その後インドからの留学生も加わったQ&Aセッションや駒場キャンパスツアーなど盛りだくさんのプログラムで午前中は終了しました。
午後は本郷キャンパスに移動し、小柴昌俊特別栄誉教授のノーベル賞受賞を記念して設立された小柴ホールを訪れました。高校生たちは小柴博士の業績について改めて学んだり、同じくノーベル賞の梶田隆章博士の等身大のパネルと一緒に記念撮影を楽しみました。