2022年度 活動レポート 第179号:芝浦工業大学

2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第179号 (Bコース)

芝浦工業大学と台北科技大学によるワークショップ

芝浦工業大学からの報告

【プログラム概要】

 台北科技大学(以下、NTUT)と芝浦工業大学(以下、SIT)とのプログラムは毎年実施されており、約3年ぶり に対面式で実施された。NTUTからの10名の大学院生とDr.Lin助教授が台北から芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪問し、2月16日から3月3日にかけての2週間の研究プログラムに参加した。なお、初日と最終日は成田空港からの移動に充てられた。

【プログラム詳細】

 2日目では、SIT研究室の担当者がNTUT学生に対して、4つの異なる各研究テーマの紹介を行った。その後、NTUT学生はSITの学生とペアを組み、各研究室に配属された。さらに、来日学生が参加する各研究について知るために、資料が配布された。学生たちは、研究実験の計画を立て、プログラム期間で達成可能な目標を設定した。加えて、NTUT学生は自身の大学院での研究内容も紹介した。

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NTUT学生による研究内容の紹介

 3日目では、NTUT学生はSIT学生のペアと、共同研究を開始した。SIT学生は、学部で行っている研究への活用と、継続して行う大学院での研究のためのデータ獲得を目的に、研究スケジュールを設定した。そのため、来日したNTUT学生が新しい知識を学ぶだけでなく、SIT学生も研究に有効なデータを取集できることから、両者が高いモチベーションでプログラムに参加することができた。研究成果のプレゼンテーションは、NTUT学生の研究活動の共有を目的に行われた。発表の順番やテーマを包括したプログラム資料について、NTUT学生自身が作成した。

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NTUT学生が作成した発表資料

 学生たちは約10日間にわたり共同研究を行い、3月2日に最終プレゼンテーションを行った。3月1日には、学生同士の親睦を深めるため、意見交換会を実施した。

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発表時の様子

 今回のさくらサイエンスプログラムにより、NTUTの大学院学生と新たなパートナーシップを築くことできた。SIT学生とNTUT学生に年齢の違いがあったものの、円滑に共同研究や実験を進めることができ、両者にとって今後の研究キャリアに役立つ相互関係を築くことができた。また今回の研究活動を通じて、同NTUT学生に、日本で研究することの魅力を感じてもらうことができた。プログラム終了後のアンケートからもわかるように、すべてのNTUT学生が、今後も日本との交流を広げることに興味を抱いていることがわかった。本プログラムを通じて、NTUTとSITの関係強化という目的を達成することができた。ご協力いただいた皆様に感謝を申し上げたい。

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発表時の集合写真