2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第139号 (代替オンライン)
上海交通大学との科学技術交流
岡山大学からの報告
岡山大学大学院環境生命科学研究科では、初めて上海交通大学の大学院生とポスドクを招いて科学技術体験の機会を提供し、交流を行う予定でした。延期をして実渡航ができるようになることを願い、ギリギリまで待っていましたが、残念ながらオンライン交流で実施することとなりました。
さくらサイエンスによる招へいは、これまで何度か実施してきましたが、オンラインでの実施は初めてでした。上海交通大学のYe先生と相談をして、日本への留学についての説明、博士後期課程学生による研究の紹介、今後の教育・研究の交流計画についての相談を行うこととなりました。
オンライン交流は、2月21日に行いました。まずは、日本への留学についての説明を行いました。岡山大学と大学院環境生命科学研究科の説明をしました。
次に、シンポジウムを行いました。シンポジウムには、上海交通大学から、Ye先生の他に、岡山大学で博士号を取ったWang先生も参加してくれました。また、Lu先生は、時差があるにも関わらず、出張先のフロリダから参加してくれました。
当研究科の博士後期課程学生と上海交通大学の博士後期課程学生とポスドクがそれぞれの研究の紹介を行いました。岡山大学の発表では、単一細胞測定について発表をし、上海交通大学の学生やポスドクには興味深いもであったようです。参加した多くの学生からも質問があり、活発な議論ができました。
広島と岡山で社会見学ができなかったことは残念でしたが、さくらサイエンスでのオンライン交流では、実渡航よりもはるかに多い学生や若手教員が参加することができ、充実したものとなったように感じました。
最後に、今後の教育・研究の交流計画では、実渡航による交流について相談し、また、今後、上海交通大学の学生が、岡山大学大学院環境生命科学研究科に入学してくれるように、また、国際共同研究が進むように、様々な交流を実施して行くこととなりました。