2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第138号 (代替オンライン)
バングラデシュ農科大学との科学技術交流
岡山大学からの報告
岡山大学大学院環境生命科学研究科では、バングラデシュ農科大学土壌科学部の修士課程の学生を招いて、科学技術体験の機会を提供し、交流を行う予定でした。延期をして実渡航ができるようになることを願い、ギリギリまで待っていましたが、残念ながらオンライン交流で実施することとなりました。
さくらサイエンスによる招へいは、これまで何度か実施してきましたが、オンラインでの実施は初めてでした。バングラデシュ農科大学のHOQUE先生と相談をして、日本への留学についての説明、特色ある研究の紹介、岡山大学への留学を希望するバングラデシュ農科大学のメンバーによる研究紹介、今後の教育・研究の交流計画についての相談を行うことに決めました。
オンライン交流は、2月24日に行いました。まずは、日本への留学についての説明を行いました。岡山大学と大学院環境生命科学研究科の説明だけでなく、一般的な奨学金についても説明をしました。やはり後者の方に興味があったようです。
次に、シンポジウムを行いました。まずは、当研究科の博士後期課程学生2名が、岡山大学での特色のある研究の紹介を行いました。その中では、バングラデシュでは普及していない測定機器の紹介も行いました。参加した教員ならびに学生から質問もありました。
続いて、当研究科博士後期課程に入学することを強く希望するバングラデシュ農科大学の2名が、彼らの現在の研究内容を発表し、議論をしました。
広島と岡山で社会見学がなかったことも残念でしたが、さくらサイエンスでのオンライン交流では、実渡航よりもはるかに多い学生や若手教員が参加することができ、充実したものとなったように感じました。
最後に、今後の教育・研究の交流計画では、実渡航による交流について相談し、また、今後、学生や若手教員が、岡山大学大学院環境生命科学研究科に入学してくれるように、国際共同研究が進むように、様々な交流を実施して行くこととなりました。