2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第103号 (代替オンライン)
マヒドン大学ラマティボディ校とのオンライン交流
大阪府立大学からの報告
【1.学部生(4年次の助産師専攻)同志の交流】
令和3年12月1日に本学学生9名および教員2名とマヒドン大学学生5名および教員1名で、ZOOMを用いて交流を行った。交流テーマは「それぞれの国での助産に関する課題、助産師教育の実際についての紹介」であり、1時間程度の交流であった。参加者は、自分たちの関心のあることを紹介するため意欲的に取り組み、主体的に動画をつくるなど積極的に参加していた。プレゼンテーション資料作成および口頭発表のための支援としてネイティブスピーカーからのサポートをもらいながら進めた。
以下は参加者の感想である。
■国際交流の準備をすることで改めて日本の周産期の現状や問題を考えることができてよかったです。ただ全て英語のため、リスニングやスピーキングが難しく、話す人が偏ってしまったので、せっかくの機会ではあったものの正直、全員が全てを理解するのが難しいなと思いました。英語も勉強していかないといけないなと思いました。
■コロナで国際交流ができない中で、タイの学生と交流することができて良かったです。9人で一つの発表をするのは少し、人数が多かったと思います。希望者を募って数名の学生で実施する方が、主体性も出てくるのではないかと思います。最終のタイの学生との交流時にもロン先生がいらっしゃいましたが、終了後に批評を受けてもこれから英語で発表する機会はほとんどないので必要なかったと思います。日本人で英語の指導ができる方に来てもらって、わからない単語を通訳してもらうのでもよかったのではないかと思います。 お忙しい中、貴重な機会を作っていただきありがとうございました。
【2.学部生(1年から3年)同志の交流】
令和3年12月22日に学部生1年生から3年生各4名が集まり、それぞれの国の文化や観光名所の紹介、自分の趣味について紹介をしあった。海外に住む人に向けて英語でコミュニケーションをとることを初めて行う学生がほとんどであったが、相談しあいながら資料を作成し、当日は積極的に質問する様子がみられた。360度カメラを用い、お互いに相談しながら進行できるようにしたことで緊張が緩和できた。
以下は参加者の感想である。
■国際交流に元々興味があったが、メールで募集がかかった時は実習もあり参加するかどうか迷っていた。しかし、タイの看護学生と交流できるとても貴重な機会だと思い参加することを決め、事前準備などいろいろ大変ではあったが、当日タイの学生と英語でコミュニケーションをとることができたことがとても嬉しかった。また、国際交流ではあるが、普段あまりかかわることのない看護学類の他学年の学生とも交流するよい機会になった。交流後には先生方からフィードバックをいただき、自分の改善点やこれからの課題を知ることができた。
【3.大学院生および教員による研究プレゼンテーション】
令和4年3月14日に、大学院生各2名、教員各2名が自身の実施した研究内容についてオンラインでプレゼンテーションを行った。プレゼンテーションテーマは以下の通りであった。参加者は両大学を合わせて27名が参加し質疑応答が活発に行われた。
大阪府立大学より
1. Factors related to the knowledge and skills of evidence-based practice among nurses: a literature reviews
2. Association between psychological safety and teamwork among nurses
3. Relationship between knowledge of lifestyle-related postmenopausal symptoms and stages of health behavior change
4. Relationship between economic status and health-related behaviors
マヒドン大学より
1. Randomized Controlled Trial of Acute Respiratory Infection Prevention Program among Children with Tonsil Enlargement
2. Factors Influencing Uncertainty in Illness among Caregivers of Children with Asthma
3. Predicting hospital outcomes with the reported Edmonton frail scale‐Thai version in orthopedic older patients
4. Systematic Reviews of Hospital Readmission Risk Screening: Reflective Case Study of Older Adults with Stroke