2021年度 活動レポート 第81号:芝浦工業大学

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第081号 (オンライン)

モンゴル高専・湖北工業大学との「さくらサイエンス」代替オンラインプログラム

芝浦工業大学からの報告

 本プログラムは、コロナ禍のために来日での実施が不可能になった2つのさくらサイエンスプログラム、すなわちモンゴル高専との「自動車関連研技術についてのラボワークショップおよび関連企業インターンシップ」、および中国・湖北工業大学との「自動車、ロボット関連技術に関する研究室インターンシップ」の代替オンラインプログラムとして実施したものです。

 2大学合同でのオンラインプログラムを実施にあたり、元々のプログラムがいずれも自動車技術に関連したテーマであったため、SDGsの側面から自動車技術と街のあり方を考える「都市のサステナビリティ」をテーマに、プログラムを計画しました。またテーマの変更に伴い、参加学生には、以下の事前課題に取り組んでもらいました。

  • 自国の都市における、現状の交通インフラの調査
  • 現状を踏まえた、理想の次世代交通インフラの提案
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プログラム当日の内容・スケジュール

 本学国際部職員の大学紹介では、本学で学べる分野の紹介、留学プログラムの紹介、日本での生活についての説明を行いました。モンゴル高専・湖北工業大の学生は、理系分野を専攻しかつ日本への興味・関心が高い学生が多いため、本学への理解を深め、将来的に本学の主催するプログラムへの参加意欲を高める良い機会になったと思います。

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本学国際部職員による大学紹介

 続いて橘教授による「持続可能な開発目標(SDGs)の成り立ち」や「経済的な発展とエネルギー消費のトレードオフの関係」、「都市のサステナビリティの中で交通問題の占める重要性と多くのSDGsとの関連性」などに関する講義が実施されました。

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橘教授によるミニ講義
「Urban Sustainability ~How to maintain and improve the sustainability of cities~」

 講義後、グループに分かれて、事前課題の学習結果を報告し合い、報告をもとに理想の次世代交通インフラに関するディスカッションを行いました。各グループには、モンゴル高専・湖北工業大・芝浦工大の学生が均等に割り振られ、お互い都市の交通インフラの問題とシェアリングエコノミーの推進やクリーンエネルギーの活用等の具体的なアイディアも含めた意見交換が行われ、最後に交通インフラの現状一例選び、それに対するベストソリューションをグループ内でまとめてもらいました。

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グループワークの様子

 各グループによる最終プレゼンテーションでは、交通インフラの現状の様々な問題とそれに対する解決策を立案しました。一例として、理想の次世代交通インフラに「化石燃料を極力使用しない交通インフラ」が挙げられ、その方策として、「徒歩や自転車の人にやさしい都市づくり」や「電車を中心とする都市交通システム」、「代替燃料の開発」などのアイディアが発表されました。またアイディアに対するディスカッションも活発に行われ、オンラインを通じて非常に有意義な交流と感じられました。

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記念撮影の様子

 プログラム実施にあたり、学生間の語学レベルの差や、限られた時間内でレベルの高いテーマのディスカッション・プレゼンテーションとチャレンジングな内容ではありましたが、いずれの学生も英語でのコミュニケーションに積極的にトライする姿が見られました。また実施後のアンケートにも、最新の科学技術の知識の習得と同様に、英語でのコミュニケーションにトライできたことにも価値を感じるといった意見が多く、今回のプログラムは参加学生にとっても、今後様々な国際的なオンライン・招へいプログラムに参加する良い機会になったと感じています。今後も引き続きさくらサイエンスプログラムを活用し、より多くの海外学生に科学技術と英語でのコミュニケーションを学ぶ場を提供し、日本で学ぶことへの関心を高めることに貢献したいと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。