2021年度 活動レポート 第71号:熊本大学

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第071号 (オンライン)

先端的電力・エネルギー技術に関する体験交流

熊本大学大学院先端科学研究部 情報・エネルギー部門
電力・制御分野 准教授 宮内 肇さんからの報告

 2020年にインドネシア東部のスラウェシ島にあるハサヌディン大学工学部電気工学科の学生10名と教員1名をさくらサイエンスプログラムで我が国に招へいする予定をしていました。しかしながら、折からの新型コロナウィルスによる感染症が発生したため2021年に延期となり、招へいできる機会を窺っていました。新型コロナウィルスによる感染拡大が続き、残念ながら2021年10月にオンライン交流に切り替えることにしました。

 急なオンライン交流への切り替えとなりましたが、2021年12月20日~2022年1月13日まで5回、オンラインミーティングシステムZoomを使って、ハサヌディン大学との交流を実施しました。日によって参加者に多少変動はありましたが、最大でインドネシア側は学生11名と教員6名、日本側は学生12名と教員2名、それと学外の講演者2名の参加を得ました。

 第1回の12月20日は、日本時間10時から、オープニングとして日本側からは熊本大学の宮内が、インドネシア側からはハサヌディン大学のYusri Syam Akil先生が挨拶し、その後、熊本大学の紹介をビデオとスライドで行いました。

 第2回の12月23日は、熊本大学電力システム研究室のゼミに参加してもらい、博士前期課程2年次学生2名が各自の修士論文について中間発表をし、また、ミャンマーからの留学生である博士後期課程3年次Aung Myo Win氏が研究発表を行い、それぞれ質疑応答を行いました。

活動レポート写真1
熊本大学のゼミにオンライン参加

 第3回の12月27日は、午前中に、熊本大学の王准教授がパルスパワー研究室を紹介し、実験の様子をオンライン配信しました。午後は、(一財)電力中央研究所社会経済研究所の古澤 健上席研究員に熊本大学へお越し頂き、本学学生へは対面で、インドネシア側へはオンラインで、“Electricity market reform in Japan”と題して講演を行って頂きました。

活動レポート写真2
パルスパワーによるコンクリート破砕実験のオンライン視聴

 年が明けて第4回1月4日には、徳島大学の北條昌秀教授に、“Power Electronics Applications for Future Grid with Various Distributed Energy Resources”と題する講演を全員オンラインで聴講しました。

 最終回の第5回は1月13日に、インドネシアのハサヌディン大学の博士課程学生Muliadi氏と教員2名(Fitriyanti Mayasari講師およびHasniaty A.講師)に研究発表を行って頂きました。教員の方のご講演はインドネシアの電力事情に関わるもので、たいへん興味深いものでした。

 このように限られた時間とオンラインという制約の中でしたが、インドネシア、日本双方の学生どうし交流するよい機会をもつことができ、少しでも相互理解が深まることを願っています。

活動レポート写真3
ハサヌディン大学Hasniaty講師のオンライン講演