2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第069号 (代替オンライン)
中国の優れた計算機科学専攻学生のための研究・文化交流プログラム
岡山大学からの報告
2022年3月11日に「さくらサイエンスプログラム」の支援により、東北大学の計算機科学分野の学生と岡山大学の情報系の学生の研究交流と文化交流を目的とするオンラインワークショップ「2022 Spring Northeastern University and Okayama University Student Workshop on Computer Science」を開催しました。東北大学からは計算機科学専攻の学生10名と教員3名が参加し、岡山大学からは情報系の学生15名と教員5名が参加しました。
午前の部では、両大学の教員による大学紹介の後、東北大学の大学院生4名と岡山大学の大学院生4名が研究発表を行いました。人工知能、機械学習、テキスト処理、計算機ハードウェア、計算機ソフトウェア、信号処理、無線通信などに関する質の高い発表が行われ、質疑応答の時間も活発な意見交換が行われました。
午後の部では、グループディスカッションと留学生による岡山大学紹介を行いました。グループディスカッションでは、東北大学の学生2名と岡山大学の学生3名を一つのグループとし、前半は「ふるさと自慢」、後半は「おすすめのスマホ・PC用アプリ」のテーマで自由に会話してもらいました。また、前半と後半でグループ構成を変え、各学生が多くの学生と交流できるようにしました。事前にテーマを知らせていたため、学生達はウェブページの画面や自身で作成したスライドを共有するなどして上手くコミュニケーションをとっていました。コロナ禍で海外との交流がほとんどない学生達にとって貴重な経験になったようです。
留学生による岡山大学紹介では、岡山大学の研究生である中国人留学生が、大学生活や岡山の生活について中国語でプレゼンテーションを行いました。ただし、完全に中国語だと日本人学生が理解できませんので、スライドは英語で作成してもらいました。東北大学の学生に岡山大学や岡山地域の魅力が伝わったのはもちろんのこと、外国人の視点から見た岡山大学や岡山地域の情報は日本人学生にとっても新鮮だったようです。
東北大学との交流プログラムをオンラインで開催するのは初めてでしたが、予想以上に大きな成果が得られました。コロナ禍が明けたら対面でのプログラムを再開してより一層交流を深めていきたいと考えています。