2020年度 活動レポート 第38号:東京都立大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第038号 (代替オンライン)

Zoomでの国際交流 “TMU-UOS Bio-conference 2020”

東京都立大学理学研究科生命科学専攻からの報告

東京都立大学理学研究科生命科学専攻と、韓国・ソウル市立大学生命科学専攻では13年間、お互いの教員、院生、学部生の相互訪問を通じた交流を行なってきました。本年度はコロナ感染拡大のため、対面交流ができなかったため、2021年2月18日に、オンラインでの研究発表交流をおこないました。はじめに、両大学から教員1名ずつの発表があり、その後、両大学の大学院生3名ずつが発表し、議論をおこないました。

日本側の参加学生の感想を紹介します。

  • 13年間続いている交流事業であることや、昨年度まではお互いの大学を訪問していたことを新たに知った。今年度は惜しくもオンライン形式で行われ、時間も限られていたが、司会者の方々の進行により、交流しやすく話しやすい空間となった。ソウル市立大学の研究室には、応用や医療に近い分野が多い印象であった。発表内容のすべてを理解するには当然難しかったが、どれも背景からしっかりと紹介されおり、専門外の者にも優しかった。私は今回視聴しているだけであったが、研究の進め方はもちろんのこと、流暢な英語や発表スライドのデザインに至るまで学べることが大変多かった。来年度はぜひ直接お会いし、研究交流、国際交流ともに深められれば幸いです。
  • 今回はコロナウィルスによる影響で対面での交流ができず、限られた環境での開催となった。紹介してくださった研究は興味深いことが多く、質疑応答も活発だったと感じた。しかし、オンラインでの開催はどうしても一人の発表者対複数人の聞き手、といった構図になりやすく、個人間同士のコミュニケーションが取りづらくなってしまう。この点においてはやはり対面での交流が好ましかったと思う。今後どのような状況になるかまだ分からないが、対面での交流が行えるようになれば、よりよくなると思われる
ZOOMでの交流の様子