2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第037号 (代替オンライン)
『農業・食糧安全保障分野における課題解決の為の実践的リモートセンシング技術研修』
一般財団法人リモート・センシング技術センターからの報告
一般財団法人リモート・センシング技術センター(以下RESTEC)が2021年1月28日、2月4日に『農業・食糧安全保障分野における課題解決の為の実践的リモートセンシング技術研修』本邦研修の事前研修として実施したオンライン交流には、アジアの9か国(カンボジア、ラオス、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、ブルネイ)の農業関連省庁の農業統計部門、農業政策計画部門や灌漑農業部門で活躍する15名の研修生が参加し、農業へのリモートセンシング技術の利用について学んだ。
1月28日の第1回では、オープニングセッションに引き続き、研修生が自身の業務内容や出身国の農業事情を含んだ自己紹介を行い、他の参加者と意識を共有した。その後、過去の研修生に参加してもらいながら過去の研修内容を紹介するとともに、オンライン交流及び本邦研修の詳細について説明し、終了した。
第1回と第2回の間の1週間には、研修生は今回の交流専用に構築されたオンライン学習サイト上で3種類のe-Learningコンテンツ(「リモートセンシング入門」、「農業リモートセンシング入門」、「農業気象情報の判読方法」)を学習した。学習後、研修生には質問・コメントシートに記入してもらい、第2回の題材を収集した。
2月4日の第2回では、課題のe-Learningコンテンツ3種類の解説と質疑応答が行われ、研修生は学習した内容の理解を深めた。引き続いて実施されたディスカッションでは、リモートセンシングの農業行政現場での利用について活発な意見が交わされ、研修生は本邦研修で学びたいことや目標を明確にした。最後に、本邦研修に向けた今後の予定をRESTECから説明し、第2回を終了した。
全日程終了後、研修生からは「日本に行って研修を受けて学べるのがより楽しみになった。」、「本邦研修で何を学ぶべきか、事前の研修で理解できて、自分の目標がはっきりしてよかった」などの感想をもらった。