2020年度 活動レポート 第35号:京都大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第035号 (代替オンライン)

材料開発に関する研究活動を通じた南京大学とのオンライン交流推進

京都大学 高等研究院からの報告

本学と南京大学との材料分野での共同研究の推進や、優秀な海外学生の日本文化等への理解の深化をねらいとして、2020年10月14日から2021年2月15日にかけて、さくらサイエンスプログラム(オンライン交流)により、南京大学の教授1名と大学院学生4名を含む5名と、本学からは北川進特別教授と大竹研一特定助教が参加して研究交流を実施しました。さくらサイエンスプログラム事業による招へいも今後予定されており、実際の招へい時における研究交流の効果を最大化することを企図して、Web会議ツールを用いた定期的な発表会形式の研究交流を企画しました。

オンライン交流ではまず始めに、参加者間での顔合わせとお互いの自己紹介を行い、共同で行う研究内容に関する打合せを実施しました。研究内容は、南京大学のメンバーの専門領域である生体触媒分野と、当方の専門領域である多孔性材料の双方の強みを融合した、“人工酵素触媒開発”のトピックで研究交流を行うこととなりました。

打合せに基づいた実験を双方で実施し、月1回の頻度での研究成果・進捗発表会を行い、さらに研究を効率的に進行するために、メールベースでの意見交換も適宜行いました。研究成果・進捗発表会では、学生主体でプレゼンテーションしてもらい、発表内容に関して議論を交わしました。2月に予定されていた招へい事業はコロナ禍の状況のために次年度に延期することとなりましたが、本研究交流に関する意見交換や研究進捗報告会は今後も定期的に継続することを予定しています。短い期間ではありましたが、教員と学生の違いを問わず非常に活発な質疑応答が実施され、今後の連携と双方の研究発展に繋がる有意義な交流が実施できました。

会議はコロナ禍のため全てリモートで実施しましたが、国際交流における貴重な経験となりました。第一に距離は離れていても、学術的な会議は十分効率よく的確に発表、討議できること、第二に双方都合をつけられればいつでも開催できることの利点があることが改めて明らかになり、今後旅行を行ってフィジカルな会議が行われるようになっても、リモート会議も併用して交流の実を一層深め得るとの確信を得ました。

オンライン交流での発表の様子