2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第004号 (代替オンライン)
ベトナム・ドンナイ技術大学とオンラインによる交流を行いました
日本医療科学大学保健医療学部看護学科からの報告
2020年10月23日に学術協定先であるベトナム・ドンナイ技術大学の学部学生33名と日本医療科学大学保健医療学部看護学科の学生52名がオンラインによる交流を行いました。本交流では、「Covid-19における授業や実習への影響」ならびに「医療従事者になる上で、Covid-19による意識の変化」について意見交換しました。
当初の予定では、11月1日から7日までの7日間の日程で、「地域療養を支える在宅看護の実際」というテーマでドンナイ技術大学より学生と引率を含む11名を招へいし、日本の地域で生活する療養者と在宅看護の実際を体験してもらう準備をしていました。コロナ禍により今年度オンラインによる交流に切り替えて、双方の看護学生の交流が実現しました。
両大学にとって、このようなオンライン交流の試みは初めてで、学生生活や医療体制についてパワーポイントを使用して発表し、意見交換ができたのは双方にとって非常に有益な経験となりました。ベトナムの学生は、日本の看護教育に非常に興味を持っている様子で、学内演習と病院実習についての、利点・欠点についての質問や実習は4年間でどのくらいあるのか等質問していました。日本での看護技術の修得についてわずかではあるが、イメージを持ってもらえるきっかけになったと思われます。
短い時間ではありましたが、ドンナイ技術大学および日本医療科学大学の看護学生や教員の交流も深まり、参加者全員にとり、有意義なプログラムとなりました。本プログラムを支援していただきました「さくらサイエンスプログラム」およびプログラムの実施に当たってご助力を賜った多くの方々に厚く御礼申し上げます。