さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第9グループ
東京都立小石川中等教育学校を訪問
2019年11月24日に日本に到着したブラジル、中国、コロンビア、インド、キルギスタン、タジキスタンからの75人(引率者含む)は11月27日(水)、東京都立小石川中等教育学校を訪問しました。朝から小雨のシトシト降る真冬並みの寒さのなか、皆、元気いっぱいに到着しました。
歓迎セレモニーでは創立100周年を迎えた同校の歴史や盛んなクラブ活動、グローバルな感覚を育てる教育方針などについて紹介していただきました。そのあとは小グループに分かれて4年生(高1)の教室で同校生徒さんの研究発表を聴きました。どの発表もユニークな視点で、生徒さん達が日頃から研究に熱心に取り組んでいる様子が伺えました。
ランチは楽しい交流タイムとなりました。訪問した高校生が受け取ったお弁当は外箱のヒモを引っ張ると湯気が出て、温かくなるものでした。その仕組みに皆、驚いて、また同校の生徒さん達はそのカラクリについて一生懸命英語で説明していました。
午後は小石川フィロソフィーと呼ばれる体験学習の時間です。理科、数学、英語の教室に分かれて、さくらサイエンスの高校生は興味深い内容の授業(パズルや工作など)に参加しました。
また、お互いの国を紹介するファイルなどを持ち寄り、美しい観光地や美味しい料理やスイーツについて紹介しました。
最後のプログラムは東京理科大学の藤嶋昭栄誉教授の特別授業です。先生のご専門の光触媒の研究開発にまつわるこぼれ話や光触媒の今後の可能性などについて話していただきました。光触媒が世界中で身近な場所で使われていること、ダイヤモンドを人工的に作ることも出来ることなど、先生のお話に皆、興味津々に耳を傾けていました。
藤嶋先生の授業の後、各国の代表から藤嶋先生や同校生徒さん達への感謝の言葉が述べられて、再会を祈りながら同校を出発しました。