さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第9グループ
東京理科大で秋山先生の数学授業を体験
さくらサイエンス・ハイスクールプログラム第9グループのうち、中国の高校生と引率者の計44名が、11月27日(水)東京理科大学を訪れ、秋山仁先生の特別授業を体験しました。
秋山先生は数学の魅力を分かりやすく楽しく教えてくれる数学者として有名ですが、“Math spectacle show”と名づけられた授業は、まさにスペクタクルそのもの。1時間半の授業の間に、さまざまな数学理論を小道具を使いながら次から次へと説明してくれました。
誤りを自分で見つけて正しく直す『誤り修正符号理論』(Error-correcting code)、色々な場面で応用できる『最適停止理論』(Optimal Stopping)、二進法を使って解く『数当てゲーム』、「正四面体の任意の展開図は平面を敷き詰めることができる」という『正四面体タイル定理』、さらに八面体の豚がくるりと一回転すると直方体状のハムに変身するという『平行多面体変身定理』など、まるでマジックを見ているかのように、息つく間もなく展開する授業に高校生たちはすっかり数学の面白さに取り付かれてしまったようでした。
授業の後は、東京理科大に留学している中国からの留学生たちと昼食を共にしながら、高校生たちは日本での勉強や日常生活について学びました。
また、午後は秋山先生が館長をしている数学体験館でさまざまな作品に実際に触れたり、実験したりと数学の世界にどっぷり漬かった東京理科大訪問でした。