2019年度活動レポート(一般公募コース)第434号
インドの大学生が日本の大学研究と文化・技術発展に触れた7日間
静岡大学
教授 池田 浩也さんからの報告
さくらサイエンスプログラムのご支援をいただき、2020年2月3日(月)から9日(日)まで、インド国・アンナ大学から教員1名と学生10名を、静岡大学浜松キャンパスに招へいしました。今回来日した10名の学生はもちろん初来日でしたが、そのうち9名が初めての海外渡航でした。
キャンパス訪問初日(2月4日)は、川田・工学専攻長(学部・修士課程)、原・創造科学技術大学院長(博士課程)から各部局の紹介があり、午後には本学施設である高柳記念未来技術創造館と浜松キャンパス共同利用機器センターを見学しました。また、国際交流推進機構を訪問して、静岡大学における国際交流に関する説明を受けました。アンナ大学と静岡大学は2013年から大学間協定を結んでおり、これまでに10名の博士課程学生を創造科学技術大学院に迎えています。
これまでの博士課程学生の所属が、主としてデバイス応用に向けた材料科学分野の教員の研究室という経緯もあって、2月5日の研究室見学は工学部電子物質科学科の研究室を訪問しました。今回は訪問する研究室の数を減らして、単なる装置の見学ではなく、教員から研究内容の説明を直接受ける時間を十分に設けました。どういった観点から何を目指してどのように実験を進めているかを理解してもらうための試みでしたが、彼らの様子から実りある訪問になったと思われます。
2月6日に行なった両大学の学生によるワークショップでは、学生たちと教員による活発な議論が行なわれました。お互いの研究内容をより深く理解できるとともに、分野の異なる研究発表もあり、大いに刺激を受けました。
翌日は、方広寺で日本の文化に触れた後、ヤマハイノベーションロードとスズキ歴史館を見学して、日本の代表的な企業の歴史を学びました。日本における工業の発展や技術を垣間見ることができて、感銘を受けた学生が多かったようです。夜はインド料理店にてバンケットを行ないました。研究室見学に協力していただいた教員も参加して、今回の訪問を振り返りつつ楽しいひとときを過ごしました。
キャンパス訪問最終日(2月8日)は、研究室見学をした後、今回の訪問についてレポートを作成してもらいましたが、参加した学生にとって大変意義深い経験になったようです。彼らのアンケートには再来日を希望する回答が多く見受けられ、留学生・研究者としてぜひ戻ってきてほしいと思います。
最後に、アンナ大学と静岡大学のさらなる交流発展の貴重な機会を与えていただいた、さくらサイエンスプログラム並びに催行にご尽力いただいた皆さまに深く感謝いたします。