2019年度 活動レポート 第243号:愛媛大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第243号

理工学分野の高度な大学院教育を受け、高度専門職に必要な知識、技術を学ぶ

愛媛大学からの報告

愛媛大学工学部では「さくらサイエンスプログラム」による助成を受け、2019年10月23日(水)から同年10月29日(火)の日程で、インドネシアのガジャマダ大学から9名、バンドン工科大学から5名、総勢14名の工学を学ぶ大学生及び大学院生を昨年度に引き続き受け入れました。

本プログラムの目的は、本学工学部大学院における資源、環境、防災、情報分野の講義・実験・実習及び企業訪問を通してインドネシアからの参加学生の課題探索・解決力を向上させること、専門の工学分野の高度な知識・技術習得を目指すこと、更に自国の課題に対して自ら課題探索し本学教員・学生との協働を通しコミュニケーション能力、国際展開力を涵養させることです。以下に本プログラムの詳細について報告します。

10月23日(水)に工学部国際連携委員及びスタッフが松山空港に赴きインドネシアからの留学生を受け入れました。本学オリエンテーションでプログラム内容と生活全般の説明を行い、その後招へい学生は各関連分野研究室に配属され、研究テーマに関する打合せを行いました。配属先は構造工学分野、地盤工学分野、水理工学分野、都市計画分野、環境工学分野、防災工学分野などです。

オリエンテーション

10月26日(土)各研究学科の日本人学生の先導による市内視察を行い、松山城、道後温泉等を訪れ松山の歴史や文化に触れることができました。先導をした日本人学生の中には今夏ガジャマダ大学に1ヶ月間留学した学生もおり、松山で招へい学生と再会を果たし更なる親交を深めることができました。

松山市内案内

また,滞在中には連続5日間の日程で日本語クラス合計5講を特別開講し、基本的な日本語を学ぶ機会を設けました。招へい学生は楽しみながら日本語を学ぶだけでなく日本文化を知ることができたようです。

日本語クラス

上記プログラムに加えて井関農機工場見学を行いました。工場設備と製造現場及びショールームの最新農業用機械を見学することで先端技術に触れることができ、招へい学生は喜んでいる様子でした。また、短期留学派遣プログラムに参加した本大学院生のプログラム報告会を傍聴しました。

研究活動報告会

さくらサイエンスプログラムによるインドネシア人学生の受け入れは昨年度に引き続き、今回が4度目でした。今回の採択により、より一層ガジャマダ大学、バンドン工科大学との関係が深まりました。また、本事業を含めた本学短期招へいプログラムを通じ愛媛大学院に入学する留学生も出てきています。

来年度も本プログラムを継続し、更なる学生を獲得し、愛媛大学と日本のグローバル化に貢献したいと思います。

最後に、さくらサイエンスプログラムならびに関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。

ランチ交流会