2019年度活動レポート(一般公募コース)第237号
食品化学に関するフィリピン大学との研究交流
工学院大学からの報告
工学院大学では、2019年10月6日より10月12日までの1週間、本学の学術交流協定校のフィリピン大学ロスバニョス校(フィリピン)との「さくらサイエンスプログラム」によるプログラムを実施しました。学部生4名、大学院生4名と1名の引率教員が来日しました。
先進工学部応用化学科食品化学工学研究室を中心に実施しした本プログラムでは、協定校であるフィリピン大学ロスバニョス校で、農学・工学を研究している学生を受け入れ、本学の受入れ担当教員の研究室にて、研究を行いました。農学系分野を工学側からのアプローチを通じて、分野の融合性を見出せる研究交流とすることが今回のプログラムの目的の一つでした。
滞在中は応用化学の先生方のレクチャーをはじめ、お互いの研究内容をより理解するため、ポスター発表も行いました。また、分野の融合性を見出せる研究交流とするため、異分野の研究室などへの訪問も加え、招へい学生のみならず、学内の教員・学生にとっても新たな発見になりました。
学内においては、先進工学部の研究室にのみならず、情報学部などの研究室も見学し、また、学内施設として、VRスタジオ施設の見学を行いました。
帰国の際は、台風の影響でフライトがキャンセルされるなど、様々なことがありましたが、色々な事を含めて、勉強をさせていただきました。
今回の交流と通じ、フィリピン大学とのつながりが強くなったことは大きな収穫であり、また、サポートする日本人学生も積極的になっていったことは、さらに大きな収穫であったと思います。今後、ますますの連携強化に向けての一歩が踏み出せたと思います。また、フィリピン大学とは、今後国際共同学会を開催するなどもあり、相互交流が盛んになると思われます。
このような機会を与えてくださいました「さくらサイエンスプログラム」に感謝を申し上げますとともに、引き続き、ますますの交流の活発化にご支援くださいますようお願い申し上げます。