2019年度 活動レポート 第190号:日本ユースリーダー協会

2019年度活動レポート(一般公募コース)第190号

サイエンスで世界交流につなげる

公益財団法人 日本ユースリーダー協会からの報告

【はじめに】

当協会は、2016年から「さくらサイエンスプログラム」を活用して、各国からの来日研修を実施しており、今回も10月25日(金)から10月31日(木)までの7日間、インドネシアから15名の研修生(高校生13名・大学生2名)と引率者2名の受け入れを行いました。

送出し機関は、当協会と長年の交流を持つAJAFA-21(JICA青年研修帰国生同窓会組織)の、インドネシアの機関である「KAPPIJA-21」で、9校から研修生を招へいしました。

2019年10月25日(金)1日目

【羽田空港へ到着】

ジャカルタを前日深夜に出発し、東京・羽田へ25日の朝に到着。

【日本科学未来館見学】

大規模な展示館はインドネシアには少なく、展示やASIMO実演ショーなどを夢中で見学、基礎的な科学技術を学んでいました。

2019年10月26日(土)2日目

【TEPIA先端技術館見学】

2日目はプログラミングやVR機器などを体験。科学技術に関心のある学生ばかりなので、TEPIA先端技術館でのプログラミングなどの体験を楽しみました。

「英語の説明書を読みながらプログラミングに挑戦」(TEPIA)

【江戸東京博物館見学】

日本の歴史や伝統についても知識を深めました。その中で、戦後問題になったゴミ処理について、「今の日本からは想像できない」「インドネシアも見習うべき」など、自国の問題点の認識を深めていました。

「伝統芸“我妻(わづま)”を鑑賞」(江戸東京博物館)

2019年10月27日(日)3日目

【三菱みなとみらい技術館見学】

飛行機やロケットなどの模型や発電技術についての展示などを通して、最先端の交通システム、発電システムなどを学習。その後はみなとみらいを散策。

2019年10月28日(月)4日目

【日本製鉄㈱鹿島製鉄所見学】

鹿島製鉄所で厚板をカットする工程を見学。最高温度約1,200℃にもなる鉄からの熱風に驚きながら、効率的で最新技術の製鉄工程を実際に体験しました。

【ソーラーパネル設備見学】

JRE社((株)ジャパン・リニューアブル・エナジー)のソーラーパネル設備を見学。

「JRE美浦第二太陽光発電所を見学」(美浦村太陽光発電所)

2019年10月29日(火)5日目

【東京経済大学訪問】

東京経済大学を訪問し、留学生や日本人学生に構内を案内いただいて、充実した設備や留学・就職支援に驚き、「再来日への関心」を高めました。

「図書の貸し出しシステムの説明を聞く学生たち」(東京経済大学)

2019年10月30日(水)6日目

【株式会社リバネス研究施設見学】

研究者ばかりのベンチャー企業リバネスを訪問し、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というビジョンに、科学技術への関心を高めさせました。

【日本人学生との交流】

言葉や文化の壁を越えて、日本人学生ともすっかり仲良くなりました。

「研修を通して交流してくれた日本人学生たちと最後の夜」(オリンピックセンター)

以上の日程を終えて17名全員、誰一人体調も崩さず、日本での研修を修了することができました。研修にご協力いただきました関係者の皆様、誠にありがとうございました。