2019年度活動レポート(一般公募コース)第173号
中国西安交通大学ソフトウェア学院との情報科学研究及び最先端技術における体験と交流
徳島大学からの報告
2019年8月25日〜31日間、徳島大学は「さくらサイエンスプログラム」の支援をうけ、中国西安交通大学ソフトウェア学院から、研究者と大学院生11名を受け入れました。
本プログラムでは、特に表情認識、音声認識と合成、自然言語理解、会話システム、アクトロイドなどの技術の交流と協力、共同研究を促進することを目的としました。互いの考え方や研究の進行方向に関してより分かり合うために、ターン認識、物体検出等の内容を中心した学術講演会・討論・ゼミ、そして今後の課題や計画の確認を行い、同じ分野の研究員と意見を交換しました。
8月25日
午後徳島に到着しました。
8月26日
中国西安交通大学ソフトウェア学院の研究者と大学院生を徳島大学知能情報学科の任福継教授と会見し、また活動計画、注意事項の説明をしました。午後からは徳島大学の組織構成、歴史と文化、発展経由の紹介をした後、徳島大学キャンパスの見学をしました。見学終了後、受け入れ先の研究室の教員と、所属する学生及びプログラムに協力した本学の先生達と親睦を深めることを目的とした餃子パーティを開催しました。
8月27日~28日
徳島大学工業会館にて、任福継教授によるパターン認識の研究進行に関する講座と、姜沛林教授による物体検出に関するの研究報告を行いました。またはその後もアイデア交換と将来の発展に関して議論をしました。
8月29日
各異なる分野の研究方法と成果を皆に分かりやすく示されるように、午前から徳島大学知能情報A1研究室を訪問して、人間会話認識及び表現開発の「里奥ロボット、アクトロイド」の見学と体験をしました。人間社会に適応できるロボットに関する研究と最新のロボット開発について学び、AIの研究と発展に関して、両国の研究者と学生達の間で討論が行われました。
8月30日
4-6人程度の学生が研究進行報告ゼミを行いました。学生の報告に対して、より深い討論及びアイデアの交換も行いました。
8月31日
西安交通大学ソフトウェア学院研究者と学生の一行は、この一週間で徳島大学の受け入れ先の研究室の教員、所属する学生達と一緒にロボット技術の研究及び将来の発展につきまして深く交流した上で帰国しました。
最後に、本プログラム実施に当たり、「さくらサイエンスプログラム」に心より感謝を申し上げます。