2019年度活動レポート(一般公募コース)第124号
OSHINのふるさと山形から考える世界の環境保全と持続可能な農業
山形大学からの報告
さくらサイエンスプログラムの支援を受けて、「おしん」の舞台である山形の、日本有数の米どころである庄内で、以下の内容でプログラムを実施しました。
実施日 | 2019年8月1日~7日(7日間) |
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実施場所 | 山形大学農学部および山形県庄内地方 |
招へい大学と人数 | 全15名 パジャジャラン大学(農学部及び生物学部:学生7名、引率者1名)、 ムハマディア大学ジョグジャカルタ校(農学部:学生5名、研究者1名、引率者1名) |
概要 | ①自然環境に優しい農業技術とその必要性について学び、②地域住民との交流、③学生による学生のためのワークショップ、④地域の歴史遺産の視察などを介して、招聘者に山形大学と山形の風土を好きになってもらい、将来は山形大学農学部に留学生してもらえるように、さらには山形大学農学部と学生のさらなる国際化のきっかけになることを期待したプログラムを実施しました。 |
①自然環境に優しい農業技術とその必要性について学ぶ
テーマに関係する様々な研究分野の教員や関係者による講義や実習と、鶴岡市エコタウンセンターの関連施設の視察を実施しました。鶴岡市の有機農業家の小野寺氏の圃場では、有機栽培に関する講義・実習に加え、採れたてトマトなどの試食もあり、その美味しさや栽培理念に招へい者は感動したようです。
②地域住民との交流
鶴岡市国際交流センター出羽庄内国際村および地域住民の協力のもと、2泊3日の日程でホームステイを実施しました。全学生を計7世帯に受け入れていただきました。参加者は皆大いに鶴岡を好きになってくれたようです。
③学生による学生のためのワークショップ
Future of Agricultureというテーマでワークショップを実施しました。学生が企画から実施まで全てを執り行いました。山形大学農学部学生と、すでに本学に留学しているガジャマダ大学(インドネシア)学生も参加し、計4大学30名が大学間で盛んに意見交換をしました。ワークショップの合間には2名の外部講師による特別講義を実施しました。本学卒業後に日本で就職して暮らしているインドネシア人のアンドレ氏には「山形大学での学生生活と卒業後の暮らし」について、インドネシア技能研修生を日本に斡旋されている雨宮氏には「インドネシア人が日本で暮らすこと」などについてお話いただきました。
④歴史文化遺産の視察
山形県庄内の歴史や文化を学ぶためのエクスカーションを実施しました。特に羽黒山では精進料理にチャレンジしました。慣れない味に戸惑いつつも、その由来や歴史に深い感銘を受けていたようです。