2019年度 活動レポート 第123号:金沢大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第123号

体験学習プログラム”NOTO Camp2019”

金沢大学からの報告

さくらサイエンスプログラム(科学技術体験コース)で招へいされた中国(精華大学、南方科技大学)、カンボジア(カンボジア工科大学)、タイ(プリンス・オブ・ソンクラー大学、カセサート大学)、バングラディッシュ(チッタゴン大学)の学生、教員合計11名が8月25日に来日し、金沢大学を訪問しました。金沢大学環境・エネルギー技術国際コース所属の大学院生を含めた合計31名で、体験学習プログラム”NOTO Camp2019”を実施しました。本プログラムでは、“Design of policy for construction of sustainable-city from the standpoint of SDGs”をテーマに掲げて、石川県内の様々な関連施設を見学し日本特有の技術に触れながら解決策をグループワーク形式でまとめて発表する密度の濃い内容で実施しました。

1日目

金沢大学でのオリエンテーションの後、Kanazawa Tourと称して市内視察を行いました。日本の伝統的な街並みや、食生活に触れ、自国と日本の文化の違いなどを興味深く話していました。ツアー終了後には、各グループすっかり馴染んでおり、その後のグループワークでは議論が夜遅くまで白熱していました。

グループワークでの議論

2日目

3名の先生から自然エネルギーの活用技術や、中国における自然エネルギー政策、ゼロエネルギーを可能とする都市計画に関する講義を聴講しました。午後は、石川エコハウスに赴き、実際のゼロエネルギーを目指した住宅施設を見学しました。自国での問題点と照らし合わせて議論している姿が印象的でした。

石川エコハウスにて

3日目

中能登町の下水道処理施設「鹿島中部クリーンセンター」に赴き、下水汚泥と食品廃棄物や生ごみなどを混合して高濃度でメタン発酵させることでバイオガスを生成させるプラントの見学を行いました。世界各国で注目されている廃棄物系バイオマスの有効利用の実証施設ということもあり、見学施設の説明員の方が汗だくになるくらい質問責めにあっている姿が印象的でした。その後、国立能登青少年交流の家に2泊3日間の日程で滞在しました。日本の集団行動方式を学ぶだけでなく、朝礼や夕礼に参加し、小学生や高校生などの他団体との交流も深めました。

鹿島中部クリーンセンターでバイオガス生成施設見学

4日目

終日グループワークを実施しました。濃密なスケジュールということもあり、お昼は息抜きに、参加者全員でBBQを行いました。心配していた天候も、奇跡的に好転し、束の間の休息を楽しんでいました。ハラルチキンなどを用意し、日本人学生も、食文化の違いなどを体験していました。明日が最終プレゼンということもあり、夜まで活発に議論、資料作成を行っていました。

国立能登青少年自然でBBQ

5日目

プログラム最終日であり、金沢大学に戻り、グループワークの成果を発表しました。持ち時間を最大限活用し、しっかり各グループの考えを発表し質疑応答もこなしました。その後、修了式で終了証を受け取り、引き続いてのフェアウェルパーティーでは、緊張からの解放と達成感から非常に盛り上がりました。参加学生全員の一言スピーチでは、プログラムを通じて、多くの友人ができた事、多くを学んだ事、充実した時を過ごせた事などを実感する声が多く、終了するのが名残惜しい雰囲気でした。

最終日のグループワーク成果発表会

招へい者の皆さんならびに参加した日本人の皆さんにも得るものは大きかったと思います。この経験を活かして、世界で活躍する人材へと成長することを願っています。このような貴重な経験をいただけたことに対し、さくらサイエンスプログラムならびに関係者の皆様に深くお礼を申し上げます。