2019年度 活動レポート 第117号:工学院大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第117号

医工連携分野におけるグローバル人材の育成を目指した学生間交流

工学院大学からの報告

工学院大学では、2019年8月26日より9月1日までの1週間、本学の学術交流協定校の北京航空航天大学(中国)との「さくらサイエンスプログラム」によるプログラムを実施しました。大学院生6名と1名の引率教員が来日しました。また、このプログラムには、自己資金で同じく学術交流協定校である蘇州大学より大学院生1名と教員1名も来日しました。

本学、工学部機械工学科の固体力学研究室を中心に実施しました。期間中は、固体力学研究室で行っている歯科矯正分野における医薬工連携の研究に関する講義やディスカッションを行いました。また、同学部での微細加工技術を用いて制作したiPS細胞培養システムの紹介を行い、ディスカッションも実施しました。

iPS細胞培養システムの紹介の後のディスカッション
工学部マイクロシステム研究室 クリーンルームにて

学内においては、工学部の研究室にのみならず、先進工学部・情報学部などの研究室も見学し、また、学内施設として、機械実習を行う施設の見学を行いました。

また、本学が今年度27テーマ参加させていただきました「イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~」の見学も行い、国内の大学の研究や中国の大学からの出展などにも興味深く質問をする姿がありました。

イノベーション・ジャパン

東京医科大学と東京薬科大学と本学では、医薬工連携を行っており、毎年1回シンポジウムを開催しています。今年度は、蘇州大学の教員によるシンポジウムの発表も行い、また、招へい者たちは、それぞれポスター発表を行いました。日本の3大学の連携に中国の2大学の発表も加わり、活気づいたシンポジウムとなりました。

医薬工シンポジウムでのポスター発表

今回の交流と通じ、北京航空航天大学と蘇州大学とのつながりも強くなったことは、大きな収穫であり、また、サポートする日本人学生も積極的になっていったことは、大きな収穫であったと思います。今後、ますますの連携強化に向けての一歩が踏み出せたと思います。

このような機会を与えてくださいました「さくらサイエンスプログラム」に感謝を申し上げますとともに、引き続き、ますますの交流の活発化にご支援くださいますようお願い申し上げます。

医薬工シンポジウム終了後の参加者