2019年度活動レポート(一般公募コース)第079号
東南アジアの若手研究者との食品安全機能解析に関する共同研究推進事業
香川大学農学部
教授 田村 啓敏さんからの報告
香川大学農学部では、平成31年7月15日から7月24日、タイ王国からチェンマイ大学教員1名、カセサート大学教員1名、研究者1名、チュラロンコン大学教員1名、ベトナム社会主義共和国からハノイ工科大学教員1名、ホーチミン市工科大学教員1名、中国人民共和国から浙江工商大学教員1名、南京農業大学大学院生1名を招へいし、プログラムを実施しました。
国際的にも、食品機能化学の学生実験としてどのような取り組みが効果的か悩ましい所もあるので、先ずは香川大学の取り組みを紹介し、体験しました。
食品製造実習では、食品の安全が重要で有りますが、日本の伝統食品と大量生産を目的とした大企業の取り組みでは若干異なるため、日本の食品産業を理解するため、機械化による大量生産の例として日本食研、地場産業として、小豆島のそうめん製造、オリーブ新漬け、醤油製造などを見聞しました。
日本の機能性食品開発の現状と香川大学の取り組む抗アレルギー食材、抗肥満食材の解明などこれまでに得た実験データの紹介を行ない、将来の共同研究のきっかけ作りとしました。