2019年度 活動レポート 第51号:工学院大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第051号

フィリピン大学との真空工学分野での連携構築

工学院大学からの報告

工学院大学では、2019年6月16日より6月22日までの1週間、本学の学術交流協定校のフィリピン大学との「さくらサイエンスプログラム」を実施しました。学部生8名と1名の引率教員が来日しました。

招へい者と山口研究室の学生たち

本学の研究室にて研究設備を利用し、研究室の学生と共に実験やディスカッションを行っていきました。本学では、結晶成長研究室、真空工学研究室ともに、デバイスの品質を決める格となる結晶成長から、デバイスプロセス、そして、発光素子・受光素子の製作までを一貫して行っおり、この一連の流れをフィリピン大の学生に体験してもらい、真空工学の重要性を再認識してもらうとともに、共同研究につながるよう、様々なディスカッションを行うことができました。

また、プログラム実施の際には、学生交流も意識をし、学生を中心に実施しました。設備や研究の説明なども日本人の学生も積極的に挑戦する姿が見受けられたことは、大きな収穫だったと思います。

お互いの理解を深めるため、フィリピン大学の引率教員からもレクチャーをしていただきました。

その他、本プログラムの中では、お互いの研究におけるポスターセッションも行い、多くの学生たちも参加し、様々な質問が飛び交いました。関連している八王子市内の企業へも企業訪問を行い、日本で働く外国人から説明も受けることができ、フィリピン大学の学生はもとより工学院大学の学生にとってもよい経験になりました。

ポスターセッションは、部屋に入りきらないほどの熱気で、お互いのポスターに質問が飛び交いました。

今回の交流と通じ、研究者同士のつながりも強くなったことは、大きな収穫であり、また日に日に日本人学生も積極的になっていったことは、さらに大きな収穫であったと思います。このような機会を与えてくださいました「さくらサイエンスプログラム」に感謝を申し上げますとともに、引き続き、ますますの交流の活発化にご支援くださいますようお願い申し上げます。