2019年度 活動レポート 第38号:工学院大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第038号

最先端の研究や技術に触れる ~ウズベキスタン学術交流プログラム

工学院大学からの報告

工学院大学では、2019年6月9日より6月16日までの1週間、本学の新規協定校となったウズベキスタン共和国、サマルカンド国立大学との「さくらサイエンスプログラム」を実施しました。博士課程4名と1名の引率教員が来日しました。

学内のプログラムでは、大学にある160以上ある研究室の中から、来日学生・教員に即した研究室の見学やレクチャー、ディスカッションを行いました。どの研究室も時間をオーバーしてしまうほど、質問も多く、来日者の意識を感じました。また、プログラム実施の際には、学生交流も意識をし、設備や研究の説明など日本人の学生も積極的に挑戦する姿が見受けられました。

両国間の理解を深めるため、招へい者からはウズベキスタンについて、サマルカンドについての興味深い話をしていただきました。本学教員からは、研究室についてや実際の実験器具などの説明を行い、日本での研究について触れました。研究室の合間を縫って、日本文化の体験として、剣道の授業にも参加しました。

ウズベキスタンについて、サマルカンドについての説明をしていただきました。
渡部副学長のレクチャーは、招へい者のみならずサポート学生も一緒に熱心に聞きました
剣道の授業に参加。スポーツを通して学生間の交流も活発化しました。

今回の招へい者は、理工学系を学ぶ、博士課程を目指す学生でした。そのため、分野も多岐にわたり、本学の様々な研究室をめぐることができ、日本の大学の研究施設について理解いただけたと思っています。また、日本科学未来館の見学も行い、日本の科学技術についても触れることができました。その他、海のない国からお越しいただいたので、東京湾にも感激されていたことが印象的でした。

尾沼教授の研究室にて

招へい者からは、本プログラム中も、終わってからも、博士後期課程での来日を強く希望する声がでており、今後につながるプログラムになったと思われます。

このような機会を与えてくださいました「さくらサイエンスプログラム」に感謝を申し上げますとともに、引き続き、ますますの交流の活発化にご支援くださいますようお願い申し上げます。