2018年度 活動レポート 第414号:大阪府立大学

2018年度活動レポート(一般公募コース)第414号

多様なセンサを用いた様々な対象の認識に関する共同研究プログラム

大阪府立大学大学院 工学研究科からの報告

大阪府立大学では、平成30年12月3日から12月23日にかけて、さくらサイエンスプログラムの共同研究活動コースにより、インド統計大学、中国科学院、ダッカ大学から大学院生10名(修士課程・博士課程)、教員1名の合計11名を招へいし、共同研究を実施しました。

 

今回の共同研究のテーマは、「多様なセンサを用いた様々な対象の認識」です。認識対象としては、学生の興味に応じて、環境中の文字や物体など物理的対象から人間の行動意図や理解度など心的対象までを考えます。大阪府立大学が設備やノウハウを提供し、教員や在学生が留学生と共に創意工夫を重ねることで問題への新しい解決策を探求する大変意義深い内容です。

来日初日には、知能メディア研究室にてオリエンテーションを行い、2日目以降は、招へい学生は教員のチームに分かれて、各教員がチームをリードする形式で、国際共同研究を行いました。

最終的な成果発表会に向けては、プレゼンテーションを準備し、発表会で他の留学生、本学学生・教員と意見交換を行い、共同研究の総括と最終評価を与えました。

実験結果のプレゼンテーションの様子①
実験結果のプレゼンテーションの様子②

学長の表敬訪問では、近年はグローバル戦略を掲げ、教育・研究・地域貢献に熱心に取り組む学長と、留学生との闊達な意見交換がされました。

学長の表敬訪問の様子

最終日の修了式では証明書が各留学生に手渡され、笑顔がこぼれました。

修了式の様子

本計画では、我々が最新の設備やノウハウを留学生に提供することによって、短い期間で面白く意義深い研究に触れる機会を提供することが出来ました。また、本学の学生側としても、異なる国の学生と研究を行うことで、文化や知識の異なる研究者と共同で目的を達成することを体験できたとても有意義な経験でした。このような機会を与えていただいた「さくらサイエンスプログラム」、その他ご協力頂いたスタッフに心からお礼を申し上げます。

参加者の感想 一部

  • It was a great experience. Helped me know more about research happening in Japan and also about the Japanese culture. (Mr. from India)
  • The exchange program served us with the opprtunity to learn and share knowledge from stuednts and teachers of different countries. All the teachers were really very helpful and effective.I learned a lot about the field of study I am pasionate about.Beside this we are happy to get the opportunity to visit beautiful Japan.Hope this type of program will continutue in the future. (Ms. from Bangladesh)
  • I like this program very much.This program is very helpful for students. I have learned many things and experience a lot.It makes a situaiton to know other country people. (Mr. from Bangladesh)