2018年度活動レポート(一般公募コース)第340号
日本の診療技術・文化を学び、交流を深めた韓国の学生
福岡歯科大学からの報告
2019年2月3日(日)~2月9日(土)の7日間の日程で、韓国の慶煕大学校から学生4名・教員1名を招へいし、交流プログラムを実施しました。
今回の研修では、両校の姉妹校協定に基づき、基礎医学及び臨床研究での共同研究等の活動を含む、両大学の学生及び研究者の交流を促進していくことを目的としており、滞在期間中に基礎系研究室の見学、附属の福岡歯科大学医科歯科総合病院における臨床実習を実施しました。また、日本文化に親しむことを目的として、太宰府天満宮、九州国立博物館への訪問や、博多人形絵付け体験を組み入れたプログラムとしました。
2月4日に対面式、福岡歯科大学医科歯科総合病院および福岡歯科大学基礎系研究室の見学、歯周病学分野でのワークショップ、ロボットシミュレーション室における実習を行いました。同日夜には歓迎会を開催し、両大学の学生・教員の交流を深めました。
2月5日以降は、口腔外科学分野、画像診断学分野、高齢者歯科学分野、冠橋義歯学分野、有床義歯学分野、矯正歯科学分野、成育小児歯科学分野などを訪問し、研究室や診療室の見学、臨床実習を行いました。実際に患者の診療を見学することにより、日本における最新の診療技術を間近で見てもらうことができました。
2月5日の午後は、博多駅近くにある福岡歯科大学の診療施設の一つである、福岡歯科大学口腔医療センターを訪れました。同施設のセミナー室でセンター長より講義を受け、その後、診療室、手術室などを見学しました。
2月6日には、インプラント実習を行い、実際に学生一人一人にインプラント模型を使用した施術を体験してもらい、とても満足した様子でした。
2月7日には、慶煕大学校及び福岡歯科大学の学生・教員で、福岡市近郊の視察を行いました。学問の神様として有名な太宰府天満宮(太宰府市)への参拝、九州国立博物館の見学を行い、日本文化や歴史に触れることができました。また、博多人形絵付け体験に参加し、伝統工芸品である博多人形や、福岡の文化の知識を深めることができるプログラムとなりました。絵付けを行った博多人形の作品はお土産としてそのまま持ち帰ることができ、日本での貴重な思い出を作ることができました。
2月8日には修了式を開催し、慶煕大学校の学生へCertificateを手渡しました。
プログラム期間中は福岡歯科大学の学生・教員と様々な形で交流し、施設見学や講義、会食、福岡市近郊の視察などを通じて、有意義な交流ができました。過去に慶煕大学校へ訪問したことのある福岡歯科大学の学生・教員をお世話係としたため、より深いコミュニケーションを取ることができました。また、スケジュール外でも、両大学の学生同士で積極的な交流がありました。
最後に本プログラムを助成してくださった、さくらサイエンスプログラムならびに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。