2018年度 活動レポート 第311号:日本技術士会

2018年度活動レポート(一般公募コース)第311号

ものづくりに携わる浙江省科学技術庁地方職員との交流と産学官への訪問見学

日本技術士会栃木県支部からの報告

平成30年8月26日~9月1日に、(公社)日本技術士会栃木県支部は、さくらサイエンスプログラムの支援を受けて、中国浙江省科学技術庁の地方職員と随行員11名を招へいし、併せて自己負担による中小企業者20名も受け入れました。

この間、製造業各社および大学、栃木県の研究施設を見学し、日本側の専門家との技術交流を精力的に行いました。

視察訪問先は、日本科学未来館、2018イノベーションジャパン-大学見本市(東京ビッグサイト)、企業の三菱ケミカルフーズ㈱本社、㈱長府製作所宇都宮工場、花王㈱栃木工場、日立アプライアンス㈱、宇都宮市環境学習センター(一般家庭ゴミ焼却場)、栃木県産業技術センター、栃木県下水道資源化工場、宇都宮大学工学部を訪問視察と栃木県庁への表敬訪問です。またものづくりに関するセミナーを開催しました。

日本科学未来館では日本の先端技術に触れ、人間ロボットをはじめ大変興味を持って見学しました。

日本科学未来館にて

浙江省は栃木県の友好姉妹都市で、科学技術の交流に重きを置いています。そのため栃木県庁表敬訪問は熱烈な歓迎を受け、その様子は地元テレビのニュース番組で放映されました。

㈱長府製作所宇都宮工場では暖房機器やソーサーシステムの生産ライン、花王㈱栃木工場では紙おむつ、日立アプライアンス㈱では冷蔵庫のそれぞれ生産ラインを見学しました。各社の会社概要の説明・見学の後、質疑応答が活発に行われました。

㈱長府製作所宇都宮工場の見学

現在、中国では環境対策に積極的に取り組んでいます。そのこともあり栃木県下水道資源化工場の下水汚泥焼却処理や宇都宮市環境学習センター(一般家庭ゴミ焼却場)では大変興味をもって見学していました。

宇都宮市ゴミ焼却場にて説明を受ける

「ものづくりに関するセミナー」では、活発な意見交換を行いました。また、イノベーションジャパン大学見本市&ビジネスマッチングでも、各ブースで質問が活発に行われていました。

ものづくりに関するセミナーにて

また、栃木県の景観を楽しんでもらうため日光を視察する時間も作りました。

浙江省は栃木県の友好姉妹都市で、科学技術の交流に重きをなした交流を行っており、(公社)日本技術士会栃木県支部は浙江省の外郭団体の浙江省科学技術交流中心と技術交流の覚書を結んでいます。人と技術の交流は従来より行っておりましたが、「さくらサイエンスプログラム」を活用させて戴いたことで若い方々との交流ができたことは大きな収穫でした。今後ともより良い関係を作って行きたいと思います。

最終日、修了書とさくらサイエンスバッジを持って