2018年度 活動レポート 第84号:全国中学校理科教育研究会支援センター

2018年度活動レポート(一般公募コース)第084号

世界に貢献できる理系青少年の育成をめざす「創造性の育成塾」

全国中学校理科教育研究会支援センターからの報告

世界に貢献できる若い人材を育てるために「創造性の育成塾」は、国際科学オリンピックへの参加生徒の増加等を目指すなど、理系青少年の創造性育成を目的として、2006年夏以来、実施してきました。第13回目の今回は、2018年7月30日(月)から8月6日(月)までの8日間、中学2年生を対象に全国から試験で選抜した国内からの塾生40名に加え、さくらサイエンスプログラム支援により中国から日本語のわかる高校生4名(他、引率教員1名)が参加し、開催されました。

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会場は静岡県三島市・東レ総合研修センターで、1日のスケジュールは、6:30起床、7:00ラジオ体操、講義・実験9:00~18:00、夕食後、グループ別課題研究19:00~20:20、その後レポート作成・入浴等があり、就寝が22:30と過密スケジュールとなっています。

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実験・授業

なお、今年から、塾生間の交流を育み、創造性を培うために、共通課題を設定し、グループ協議・もの作り・作品発表を行いました。(中国グループはみごと1位)

講義は、ノーベル生理学・医学賞受賞・大隅良典 東京工業大学栄誉教授をはじめ、宮野悟 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長 、永井良三 自治医科大学学長、西森秀稔 東京工業大学教授、渡部潤一 国立天文台副台長、鈴木寛 東京大学・慶応義塾教授、上田正仁 東京大学教授、JAXA野口聡一宇宙飛行士等を講師とし12講座、実験等は中学校・高校の理科先生方を講師とし12講座を実施しました。このように、ほぼ一日中の夏合宿でしたが、無事に事故もなく終了しました。

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講義・質問
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講義後、林・前文部科学大臣と共に

●参加者の感想(紙面の都合で一人掲載)
<広州外国語学校 刘若曦>
この8日間の合宿で、私はいろんな知識を学びました。それに、一流の講師の方々のお話から、良い考え方や姿勢も学びました。 私が一番好きな授業はJAXAの宇宙飛行士野口聡一先生の授業です。私は野口先生の授業を聞いて、宇宙旅行に興味を持つことになりました。 昔、人間は地球の中だけで活動しました。でも、現代の科学技術はずっと進んでいますから、今は宇宙に行くことができます。宇宙のことが少しずつわかってきました。写真から見ると、宇宙の景色は美しいです。もし可能であれば、私はぜひ宇宙へ旅行に行きたいです。宇宙の美しさが体感できたら良いと思います。だから、将来、私はスベースホテルと宇宙飛行機を研究したいです。そして、地球以外の生命体を探したいです。宇宙の中に、いったい何がありますか、この世界はどうなっているのですか、こういう未知の世界をもっと知りたいと思います。この八日間、日本の方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。

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修了式後、有馬塾長と共に