2018年度 活動レポート 第80号:大阪歯科大学

2018年度活動レポート(一般公募コース)第080号

日本の歯科医療と文化を学ぶ国際交流プログラム

大阪歯科大学からの報告

2018年度は7.22-7.28の日程でアジアの6大学より総勢32名の引率教員と学生を受け入れ、7日間の研修を行いました。そのうち18名の引率教員・学生をさくらサイエンスプログラムの補助を受け、招へいすることができました(上海交通大学口腔医学院:引率教員1名、学生5名、四川大学華西口腔医学院:引率教員1名、学生5名、北京大学口腔医学院:引率教員1名、学生5名)。

初日

台風の影響で、フライトが欠航や時間未定等になり、到着時間がばらばらになってしまいました。さらに、1大学6名が22日に到着できず、23日来日となりました。ホテルへ到着後(来日した大学のみ)、本学国際交流部 方一如委員による研修説明会と7日間の研修に同行する本学中国留学生学友会のメンバー紹介を行い、翌日からの研修に、安心して備えていただきました。

2日目

天満橋学舎にて田中昭男 副学長との面談を行い、歯科東洋医学室 方一如 教授による特別講義①を受講しました。

午後からは5大学に分かれ、それぞれ附属病院見学を行いました。引率教員や学生たちは、中国では予約外の患者が多すぎることや、学生が様々な治療を行えることなど日本との違いを感じていました。その後、個人診療所見学のため、医療法人 創歯会(佐古歯科医院)へ移動し、診療風景や個人診療について説明していただきました。

写真1
診療所見学

見学後は、天満橋学舎にて、川添堯彬 理事長・学長主催のWelcome partyが開催されました。来日が遅れていた大学も全員そろい、アジア6大学の学生たちは、余興を行ったりし、本学の学生とアジア6大学の学生のみならず、引率教員の先生方も本学教員との親睦を深めました。

3日目

楠葉学舎にて、中央歯学研究所 本田義知 准教授による特別講義②を受講し、楠葉学舎を見学しました。午後からは国際的な学術交流の発展を図るため、本学の大学院生並びに歯学部生とアジア5大学の学生間において英語を用いたThe 2nd Forum for International Students(FIS)を開催し、第一部では、本学歯学部生2名、大学院生4名、衛生士専門学校生1名、アジア5大学各1名の計12名による大学紹介、海外研修、研究発表等を行い、425名もの聴講者に参加いただき、盛況裏に閉会しました。

写真2
FIS集合写真

第二部では、アジア6大学の学生と直接交流できるよう交流会を行いました。どの学生も積極的にコミュニケーションをとり、親睦を深めていました。アジアの学生の中には、「本学に大学院生として入学し、すばらしい研究を自分も行いたい」との目標を口にする学生もいました。

写真3
FIS第二部 交流会

4日目

日本文化見学として京都を訪問しました。金閣寺・清水寺ではたくさん写真を撮り、拝観やお土産選びをとてもたのしみ、中国と日本の文化の違いや似ているところを学んでいました。

5日目

歯科材料工場の株式会社 松風を見学し、午後は神戸へ移動し、日本文化を学びました。

6日目

天満橋学舎にて、歯科麻酔学講座 百田義弘 教授による特別講義③、歯科矯正学講座 松本 尚之 教授による特別講義④を受講し、その後、大学ごとに修了証授与式を行い、本学の修了証とさくらサイエンスプログラムの修了証とバッチを授与して、この研修プログラムが全て終了しました。午後からは、Farewell Partyを開催し、研修を振り返りました。

写真4
特別講義風景
写真5
修了書授与式

 

7月22日(日) 7月23日(月)
AM PM AM PM
  ・来日 ・副学長面談 ・附属病院見学
・研修スケジュール説明会 ・特別講義① ・個人診療所見学
・Welcome Party
7月24日(火) 7月25日(水)
AM PM AM PM
・特別講義② ・FIS ・日本文化見学(京都)
・楠葉学舎見学
7月26日(木) 7月27日(金)
AM PM AM PM
・歯科材料工場見学 ・日本文化見学(神戸) ・特別講義③ ・修了証書授与式
・特別講義④ ・Farewell Party
7月28日(土)  
AM PM
・帰国