さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第47号
さくらサイエンスハイスクールプログラム
第10グループ修了式&歓送会!
7月21日(金)JST東京本部地下1階会議室にて、2017年度最後のハイスクールプログラム第10グループ(中国、フィジー、モルディブ、マーシャル諸島、ミクロネシア、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、東ティモール、トンガ 引率者含め合計144名)の修了式&歓送会が行われました。
修了式には、参加11カ国の大使をはじめ沢山の関係者の方々にも来賓としてご出席いただき、いつもにも増して、終始大変にぎやかな雰囲気の中で進行していきました。
各国代表高校生による3分間のスピーチで、元気いっぱいに語られたことの一部をご紹介します。
中華人民共和国代表の高校生
「未来館毛利館長の、子供の頃日食を体験して宇宙飛行士への夢を膨らませたというお話を聞き、私の科学技術への興味や情熱がかきたてられました」
フィジー共和国代表の高校生
「小さな島国から来た私たちに、日本の先端科学技術を体験する機会を与えてくださったJSTに感謝します」
モルディブ共和国代表の高校生
「日本が大好きになりました。あたたかいおもてなし、他人を思いやる気持ち、時間を効率的に大切にすることなどを見習いたいです。ずっと変わらないでいてください」
マーシャル諸島共和国代表の高校生
「時間を効率的に使うこと、そして科学技術がいかに私たちの生活を豊かにするかを学びました」
ミクロネシア連邦代表の高校生
「さくらサイエンスプログラムがなかったら、私たちはいろいろな国から集まった仲間たちと一緒に、こんなに素晴らしい経験をすることができませんでした」
パラオ共和国代表の高校生
「日本で得た経験は私たちにインスピレーションを与え、新しい世界を開きました」
パプアニューギニア独立国代表の高校生
「自分の国は困難を抱えていますが、諦めている訳ではありません。日本を目標にしたいと思いました」
サモア独立国代表の高校生
「さくらサイエンスプログラムによって、世界に対するものの見方が変わりました。国に帰って、この経験を生かしたいと思います」
ソロモン諸島の高校生
「国に帰ったら、友達や家族に日本のことを話します。そして日本で得た最大のものは賢明さであり、それはソロモン諸島の発展につながるものだと強調したいです」
東ティモール民主共和国代表の高校生
「秋山先生の数学教室に感動しました。私たちの生活の中で、数学がいかに大切でパワーがあるものかを理解しました」
トンガ王国代表の高校生
「トンガ、日本、そして参加各国と築いた関係は、いつの日か、美しいだけではなく、強くて丈夫な花を咲かせることでしょう」
今回は参加国が多いということもあり、歓送会恒例の各国パフォーマンスも大盛況。中国の高校生による美しい孔雀の舞い、島しょ国の高校生による歌、楽器演奏、民族舞踊は、本当に見ごたえのある素晴らしいものでした。
最後には国境の壁を超えて別れを惜しみ、他国の高校生同士が抱き合いながら、再会を約束し合う場面も見られました。
さくらサイエンスのプログラムを修了した高校生たちは、さくらサイエンスプログラムの同窓会「さくらサイエンスクラブ」のメンバーとして、今後も交流を深めていくことができます。
合言葉はWe are One!
http://ssc.jst.go.jp/
またいつか、留学生、研究者として再来日を果たした彼らと再会できる日を、心から楽しみにしています。