さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第42号
さくらサイエンスハイスクールプログラム第9グループ
埼玉大学を訪問しました!
7月21日(土)ハイスクールプログラム第9グループB班66名(中国42名、パキスタン12名、スリランカ12名 引率者含む)は、埼玉大学を訪問しました。
中林誠一郎国際本部長より歓迎の挨拶をいただいた後、長沢誠准教授より埼玉大学の概要について紹介がありました。2015年ノーベル物理学賞の梶田隆章先生が埼玉大学の卒業生であることや、113番新元素・ニホニウムを発見した理研チームの中に、埼玉大学で博士号を取得された山木さやかさんが所属していることなどにも触れられました。
理工学研究科人間支援・生産科学部門堀尾健一郎教授による理工学研究科の紹介では、「科学は事実や真理を追究し、工学はそれを技術として生かすためのものです。科学と工学を密接に融合させることは、私たちの生活を豊かにし、社会に貢献することにつながります」という言葉が大変印象に残りました。
理工学研究科環境科学・社会基盤部門松本泰尚教授からは、埼玉大学で実施されている「環境科学・社会基盤国際プロジェクト」についての説明がありました。中国、パキスタン、スリランカからも沢山の留学生を受け入れていることや、ユネスコの事業のひとつである「ユネスコチェアー」として、留学生に対し開発途上国の開発に必要な専門分野の教育・研究指導を行っていることなどが紹介されました。
理工学研究科 環境科学・社会基盤部門川本健教授からは、2011年から進行中の「スリランカSATREPSプロジェクト」についての紹介がありました。社会生活に欠かせないゴミ処理問題を、ローコストで効率よく実施していくための技術や、地域環境に適した汚染防止のための技術開発などについて語られ、特にスリランカからの高校生は目を輝かせていました。
続いて10名ほどの小グループに分かれて、研究室ツアーにでかけました。
パキスタンチームがはじめに向かったのは「制御工学研究室」です。ここでは、メカトロニクス、超音波工学、空気圧工学、ロボット工学などに関する技術を研究しています。原正之助教や留学生から、磁気浮上技術や超音波を用いた触感ディスプレイについて説明を受け、高校生たちは熱心に質問をくりかえしていました。
次に向かった数理電子情報部門小室孝准教授の研究室では、仮想現実感(VR)・拡張現実感(AR)に関する最近の研究成果についての紹介がありました。もしかしたら将来ネット通販などに応用される可能性もある、ディスプレイに映し出されている物体をあたかも現実に触っているように感じる技術などの実演もあり、高校生たちは楽しみながら、すっかり不思議な世界へ引き込まれていました。
昼食を兼ねた交流会では、レクチャーをしていただいた先生方に直接質問をしたり、各国の高校生同士が友好を深めたりと、大変和やかで充実した時間になりました。