さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第10号
ハイスクールプログラム第3グループ来日中!
Aグループは木更津工業高等専門学校を訪問
日曜日に来日した第3グループの高校生は3日目となる本日(5月17日)、3つのグループに分かれて、各訪問先へ出発しました。
Aグループ(マレーシアの高校生30名+引率者6名)は、木更津工業高等専門学校を訪問しました。
鴇田正俊副校長による歓迎の挨拶の後、マレーシアの高校生代表からも「日本は新幹線など、大変進んだ、素晴らしい技術を持っている国だと思います。この機会に、その高い技術を学習するための場所を訪れることができることを嬉しく思います」との言葉が述べられ、とても和やかな雰囲気の中で、進行していきました。
同高専の概要説明では、
などが紹介されました。
その後行われたキャンパスツアーは、小グループに分かれ、それぞれ留学生が先導しました。
機械工場、鋳造・鍛造工場では、教育研究支援センター湯田雅紀先生から、大仏作製にも応用された、砂を使用して鋳型を制作する鋳造方法など、様々の技法について説明を受けました。マレーシアからの留学生は、日本語・マレーシア語の通訳の役目も果たしていました。
都市創造実験室では、嶋野慶次技術長から、建築の現場で欠かせない、土の性質を測定する装置や、コンクリートの強度を測定する装置など、様々な機器について説明を受けました。
コンクリートの強度測定装置は、実際に機器を作動させてコンクリートが破壊される実験を見学することもできました。
また、東京ゲートブリッジの設計者など、様々な分野で活躍する卒業生たちについても紹介されました。
情報物理実験室では、サイエンスインカレにおいて奨励賞を受賞した学生の皆さんから、「効果的な学習教材開発のための脳波を用いたメタ認知の検出」「カラスとのコミュニケーションのためのCyber net ics Crow の開発」など、研究内容の説明を受けました。一同は、大変興味深々の様子です。
流体実験室では、「鳥や虫の羽ばたきを、効果的に飛行に利用する研究」など、またもや大変興味深い研究の数々を、研究に携わっている学生の皆さんから説明してもらいました。風を視覚化して、ベクトルとしてコンピューターに取り込んだり、たくさんの紙飛行機を飛ばしたり、皆すっかり内容に引き込まれていました。
キャンパスツアーをすべて終了した高校生に感想を聞いたところ、「すごく、刺激的で良い経験になった!」と笑顔で答えてくれました。