2017年度 活動レポート 第419号:芝浦工業大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第419号

中国の高校生にものづくりのおもしろさを伝える

芝浦工業大学入試課からの報告

芝浦工業大学ではさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2017年10月3日(火)から10月9日(月)までの7日間、復旦大学附属中学と上海交通大学付属中学等の高校生10名と引率教員1名を招き、プログラムを実施しました。このプログラムを通して、理工系分野の学びの理解を深めること、そして日本留学に対する興味を醸成することを目的としました。

10月3日(火)

オリエンテーションを実施し、1週間の流れを確認しました。

10月4日(水)

一行は午前中豊洲キャンパスを訪れ、キャンパス内を見学しました。また、学長村上雅人による講演、研究分野である超伝導材料の浮遊実験を通し、リニアモーターカーなどに応用される超伝導体について学びました。今回のプログラムテーマが「日本の「機械技術」を知る」であることから、ロボットに関する研究を行う機械機能工学科の研究室も見学し、様々な形のロボットがあるということを学習しました。午後には日本科学未来館に出向き、日本の科学技術について学習しました。館内ではロボットの実演もあり、午前中に触れたロボットとはまた違うものに触れることができました。

写真1
学長の講演
写真2
研究室見学の様子
写真3
日本科学未来館での集合写真
写真4
研究室見学の様子

10月5日(木)-6日(金)

豊洲キャンパスにてロボットセミナーを実施しました。これは生徒自身でボクサーロボットを組み立て、デザインを競ったり、完成させたロボット同士を対決させるというものです。初めてロボットを組み立てる生徒も多く、競技会までに完成させる事ができるかどうか心配なところもありましたが、本学の学生や教職員の協力のもと全員がロボットを組み立てることができ、競技会も無事に終了することができました。

写真5
ロボット製作の様子
写真6
ロボットセミナー競技会の様子

10月7日(土)

午前中鉄道博物館を訪れ、日本の鉄道技術について学習しました。午後には大宮キャンパスを訪れ、留学生と日本人学生が共同生活を送る国際学生寮とその後、留学生とともにフェアウェルパーティーを実施し、1週間の成果や感想を発表しました。

10月8日(日)

浅草や押上を訪れ、歴史的建造物(浅草寺の二天門等)や最先端建築物(東京スカイツリー)を見学し、日本文化体験をしました。

写真7
鉄道博物館見学の様子
写真8
留学生との交流の様子

さくらサイエンスプログラムにおいて、プログラムを通して理工学のおもしろさや日本の文化、技術について伝えることに努めました。結果として、今回プログラムに参加した高校生の在籍高校と交流を開始することができました。本プログラムや交流が、今後、日本留学に興味を持つ高校生の一助になることを望んでいます。