2017年度活動レポート(一般公募コース)第385号
フィリピンのデ・ラサール大学教育学部の学生が、関西大学の学生と共に環境学習について学ぶ
関西大学総合情報学部からの報告
関西大学総合情報学部では2018年2月21日~3月1日の期間、さくらサイエンスプログラムの支援を受けて、フィリピンのデ・ラサール大学で幼児教育・初等教育を専攻する学生8名と教員2名の計10名を招へいしました。そして関西大学総合情報学部の学生とデ・ラサール大学の学生で三重県の大台町を訪問し、日本の環境学習の現状について学びました。
三重県多気郡大台町にある「大杉谷自然学校」を訪問し、日本の農山村、ダム、廃棄物などの問題について、現場を訪問し、地域の人へのインタビューを行いました。
本プログラムでは、まず関西大学の飛鳥文化研究所でオリエンテーションを受けた後、周辺の里山を見学してから、三重県多気郡大台町にある大杉谷自然学校に向かいました。
自然学校では、日本人とフィリピン人の学生が協働して、環境学習の活動に参加しました。プログラムでは、日本の環境問題や環境学習の現状について講義を受け、それらの問題に対する解決策をディスカッションしました。
さらに、実際に村人の家を訪問し、自然との関わりに関するインタビューを行いました。大台町の昔ながらの伝統漁法や伝統的な工芸品などについて学んだり、宮川の昔と今の違いなど自然環境の変化について話しを聞いたりしました。
また、食育の活動としてアマゴの下処理の体験やかまどでご飯を炊く体験などをして、昔は食事をする時に手間をかけていたことや、命をいただく」ことの重要性を学習しました。
大杉谷自然学校での最後の活動では、宮川ダムに見学にいき、ダムが環境に与える影響に関して観察したり、自然学校の方のアテンドで村を散策しながら、自然環境についてのレクチャーを受けたりしました。環境学習のプログラムをデザインするためのさまざまな方法を学びました。
プログラムのまとめとして、関西大学高槻キャンパスにおいて、活動を振り返り、発表を行いました。
8月には、関西大学の学生がフィリピンを訪問し、デラサール大学の学生と共に、フィリピンの環境について学ぶプログラムを予定しています。プログラムのまとめとして、関西大学高槻キャンパスにおいて、活動を振り返り、発表を行いました。