2017年度活動レポート(一般公募コース)第345号
中国・西安電子科技大学との交流~最先端科学と日中の文化を学ぶ~
関西大学からの報告
2018年2月18日から7日間、「さくらサイエンスプログラム」の一環として、中国の西安電子科技大学の凌昊先生(本学大学院文学研究科博士課程修了)と学生10人の計11人が本学を訪問しました。西安電子科技大学から本学への受け入れは初めてで、本学の学長室角谷賢二シニアURA、中澤健史URAと国際部が連携して企画を立案・申請し、採択されました。
2月18日の夜遅くに来日した一行は、翌19日から活動を開始。留学生別科の見学と別科生との交流後、千里山キャンパスに移動して千里山キャンパスの見学、並びに国際部での交流を行いました。学生達は、キャンパスがきれいなことに感動していました。
20日午前は、イノベーション創生センターにあるシステム理工学部の谷弘詞教授、呂仁国准教授の研究室を訪問し、呂先生の講演と最新の研究装置を見学しました。研究設備が最先端技術の塊で高額であることに、皆驚いているようでした。
午後は、文学部の井上泰山教授による「日本における『三国物語』の受容について」と題する授業を受けました。井上先生が披露された三国志の研究成果は中国人でも知らない内容が多く、授業後のアンケートでは非常に勉強になったという感想とともに、井上先生の優しさと説明のわかりやすさに高い評価が集まりました。
21日午前は、化学生命工学部の宮田隆志教授の研究室を訪問し、わかりやすい高分子ゲルの解説と、本学の学生とともに実際の実験を行いました。実験を取り入れたことで、学生たちはかなり盛り上がりました。午後は、角谷シニアURAにより超高精細のデジタル画像を紹介しながら、大阪の文化、最先端のミュオグラフィアートに触れてもらいました。
22日は奈良に移動し、約1300年前の姿を復元中の平城京跡と大極殿を見学しました。午後は天理市にあるシャープ総合開発センターに移動し、シャープの歴史と最新の8Kテレビの見学を行いました。
また、23日は、大阪市立科学館、グランフロント大阪のナレッジキャピタルを見学した後、最後に本学梅田キャンパスでさくらサイエンスプログラム修了式を行い、多彩な1週間を終えました。学生たちの感想文では、近い将来関西大学に留学したいとの希望者が複数名いたことは、うれしい成果でした。