2017年度活動レポート(一般公募コース)第333号
スリランカの学生が宮崎でセンシング技術の最先端を体験
宮崎大学工学部環境ロボティクス学科 田村研究室からの報告
2018年1月27日から2月5日までの10日間、スリランカ国モラトゥワ大学から学生10名、引率の教員1名を招へいし、センシング技術の最先端およびそれを用いた医工連携研究の視察・体験や、お互いの最新技術の発表交流を実施しました。
1日目
福岡空港から留学生チュータの引率のもと宮崎に移動し、無事ホテルに到着しました。
2日目
ホテルで歓迎のオリエンテーション後、貸切バスで日本文化体験(華道・茶道)および宮崎市の青島神社の見学を行いました。
3日目
貸切バスにて移動し、宮崎工業技術センター見学、宮崎県内企業見学、医学部附属病院見学、工学部長表敬訪問を行いました。その間、地元テレビ局の取材も受けました。特に、県工業技術センターでの脳の血流量を計測する光トポグラフィや、附属病院でのロボットスーツHALの体験は、非常に興味を示してくれました。
4日目
宮崎大学地域デザイン棟にてセンシングの講義およびレゴマインドストームを用いた演習を行いました。レゴマインドストームの演習では、ライントレースを行い、タイムを競いました。参加した学生は生き生きと演習を実施してくれました。
5日目
宮崎大学地域デザイン棟にて、モラトゥワ大学と宮崎大学との合同セミナーを行いました。各大学の学生が自身の研究内容を紹介し、研究内容についてディスカッションを行いました。モラトゥワ大学で行われている医工連携の研究や最新デバイスの開発などを知るよい機会でした。合同セミナー終了後は、宮崎大学工学部内の3研究室のラボツアーを実施しました。
6,7,8日目
6日目からは国際会議AROBに参加するため、別府に移動しました。学会参加の合間で、観光なども楽しみました。国際会議ではモラトゥワ大学の学生が4件の口頭発表を行いました。
9日目
最終日は修了証書の授与式を午前中に行い、福岡へ移動しました。途中雪に見舞われましたが、雪が珍しかったようです。また、本プログラムを通じて大変日本の文化および技術に感銘を受けた学生が多く、本プログラムに対しての感謝の言葉をいただきました。
最後に、本プログラムを通じて、スリランカ国モラトゥワ大学と宮崎大学との交流がさらに深まり、今後のさらなる共同研究の発展につながっていくことが期待されます。