2017年度活動レポート(一般公募コース)第303号
中国の医大生が日本で最先端の医療分子イメージングを学ぶ
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科からの報告
さくらサイエンスプログラムの支援を受け、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科では、2017年11月25日から12月2日までの8日間、中華人民共和国の南方医科大学から、大学生4名、大学院生6名を招へいし、交流を行いました。
那須保友医歯薬学総合研究科長らとの懇談表敬訪問
11月28日は、招へい者全員参加で岡山大学病院の見学を行いました。見学後には、岡山大学病院泌尿器科においてロボット手術や移植手術分野について紹介して頂きました。また、当院内にあるシュミレーションセンターにおいて内視鏡検査シュミレーターを用いて招へい者の方々に実際に内視鏡機器を手に取り、検査、処置を体験して頂きました。
12月1日は、山中伸弥教授が所長を務める京都大学 iPS細胞研究所を訪問しました。iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための講演を行っています。研修の合間には、世界遺産である清水寺を訪れる機会もあり、最先端技術だけでなく、多くの日本文化に接することができました。
今回のプログラムでは、岡山大学において代表的な分子イメージング部門(OMIC)と臨床IVRセンター、新医療研究開発センター 探索的医薬品開発室、医療教育統合開発センター、低侵襲治療センター等の最先端研究・医療施設や企業の見学、関連実験やセミナーに参加し、研究者・学生との幅広い交流を通して、学生たちは今後の日本での勉学、研究への熱意を高めることができたものと思います。
プログラム実施後のアンケートでは、留学を含めて再来日を希望する人が多数おり、参加学生にとって有意義であったことが伺われました。
最後に、本プログラム実施にあたり、さくらサイエンスプログラム、岡山大学ならびに、医歯薬学総合研究科の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。