2017年度 活動レポート 第294号:芝浦工業大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第294号

リハビリ工学における人工筋モデリングと姿勢解決

芝浦工業大学からの報告

芝浦工業大学ではさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2017年11月21日(火)から2017年11月30日(木)の期間でマレーシア工科大学より福祉医療技術を学ぶ大学院生7名および学部生3名、引率教員1名を招き、国際交流プログラムを実施しました。本プログラムでは、空気人工筋アクチュエータ、姿勢、筋肉活動文政などのリハビリ工学実験における将来的な共同研究の活性化を目的とし、本学ないしは日本の技術の紹介、および両校の学生間の国際交流をメインとしています。

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集合写真①
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Research Center Visit
 

プログラム

まずプログラム開始にあたり、本学についての概要や国際化への取り組みについて説明を行いました。今回招へいした引率教員は5年ほど前に本学に在籍していたということもあり、学生も日本への留学に対する興味が非常に高く、留学プログラムに関する質問が多く出ました。大学説明の後はキャンパス内を見学し、実験装置等の施設についての説明を受けました。午後は山本紳一郎教授より日本の医療福祉の技術について学び、その後は同教授の研究室にも足を運び、所属している学生より研究内容について実験を交えた説明を受けました。

プログラム3日目からは本学学生とグループを組み、Pneumatic Actuator Modeling(空気圧人工筋)の製作とPosture and Muscle Activation(要素実験)、および姿勢逝去計測実験をメインとした活動に従事しながら、ニューロリハビリテーションの概念をもとに研究を進めている、脳神経計運動機能障害に対するリハビリ機器の開発やその他医療福祉系の計測技術について学びました。

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ワークショップ

プログラム終盤では埼玉県にある国立障害者リハビリテーションセンター研究所を訪れ、同研究所が提供しているリハビリ施設や職業訓練施設を見学しました。また、研究施設内にもご案内頂き、実際に実験の様子や最新技術も見ることが出来ました。最終日には本プログラムで学んだことについて発表を行い、本プログラムを締めくくりました。

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集合写真②

総括

本プログラムの実施は、マレーシアのような発展途上国ではリハビリ工学は比較的新しい分野にあたるため、招へい者にとって大変有意義なものとなりました。またこれを機に、今後の共同研究および日本への留学生の受入れを活性化させていく予定です。

最後に、本プログラム実施にあたりご支援いただいた、さくらサイエンスプログラムに心より感謝申し上げます。

招へい者からの感想

All of the participants felt happy and satisfied with because they got the opportunity to use the facilities and communicate with the SIT student. I strongly believe that this is the very experience that they can never have in Malaysia. These opportunities will help them to improve their skills and knowledge. They always looking forward to returning to Japan one day. In the end I would like to express my appreciation to JST establishing this program.

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集合写真③