2017年度活動レポート(一般公募コース)第282号
協定校との交流を発展させる先端的研究の実験演習プログラム
帝京大学からの報告
平成29年11月12日から、本学協定校であるアトマジャヤ・カトリック大学(インドネシア共和国)、ベトナム国家大学ホーチミン市工科大学(ベトナム社会主義共和国)、山東交通学院(中華人民共和国)からの理工学部学生10名、引率教員1名を招へいし、機械、情報電子、バイオサイエンスの各分野における日本の先端的研究の実験演習プログラムを実施しました。
今回のプログラムでは、ガイダンス・キャンパスツアー、歓迎会、送別会、研究体験、企業・日本文化施設見学、成果発表会などを行い、11月19日に8日間のプログラムの全行程を全員が無事に終了しました。
ガイダンス・キャンパスツアー
学生たちは母国からの長時間の移動の疲れも感じさせず、初来日の喜びを全身で表現しながら自己紹介をしました。理工学部長および各学科長からの歓迎の挨拶を行った後、各学科のガイダンスを行い、キャンパスツアーを実施しました。
歓迎・送別パーティー
*歓迎パーティー
受入研究室の教員・在学生、事務職員等の出席のもと、学生食堂で歓迎パーティーを開催しました。来日初日の緊張感もほぐれ、教職員・学生達と親しく交流出来ました。
*送別パーティー
一週間の滞在により友人も出来、写真を取り合ったり別れを惜しんだりと、あっという間に時間が経過し、笑顔の素敵な送別パーティーとなりました。
研究実習
2日目、3日目は各研究室にて学生助手のサポートをうけつつ、機械・精密システム工学科では「ディーゼルエンジンから排出された排出ガスおよびナノ粒子のデータ解析・分析」、情報電子工学科では「Machine learningの技術を用いたComputer visionの実習」そしてバイオサイエンス学科では「生体分子の質量分析イメージング技術を用いた可視化法体験」を行い、充実した研修時間を過ごしました。
企業・日本文化施設の見学
4日目は三菱ふそうトラック・バス(株)喜連川研究所と(株)島崎酒造を、各専門分野別に分かれて見学しました。学生達は初めて見て、触れる日本企業の施設見学や技術者との懇談で、「すごい!」「素晴らしい!」との感動の声を挙げていました。
企業見学後、世界遺産の日光東照宮を訪れた。新装された陽明門や神殿の壮麗さや彫刻の見事さ、そして紅葉の美しさに感動していました。
成果発表
5日間のキャンパス内外での研究体験及び企業訪問と日本の文化歴史体験を終え、テーマ毎に報告会を開催し、報告会終了後に波江野理工学部長から全員にさくらサイエンスプログラム修了証が授与されました。
8日間の短期交流でしたが、本学の学生達との別れ際に、全員が「また日本に来たい!」とのメッセージを残し、また本学の学生から「また来いよ!」との声がかけられました。素晴らしい国際交流となりました。
今後、一層インドネシア、ベトナム、そして中国との交流を発展させたいと考えています。初来日した留学生が、日本で様々な体験をしながら、日本の学生達と交流できる素晴らしい機会を提供して下さったさくらサイエンスプログラムをはじめ、協力して下さった皆様に心より感謝を申し上げます。